宝塚 ライビュ専科の地方民のブログ

宝塚を「好き」という気持ちを因数分解してみたい、という思いで綴っています

2022年9月のブログ記事

  • 潤花を継ぐ者は星空美咲ではない3つの理由

    潤花の最大のアドバンテージは芸名だと思う 潤う花と書いて『潤花』。 彼女の最大の武器は、字面と華やかな芸風がぴったりと馴染み、出身地が北海道の旭川と聞けば、雪解けに咲く高山植物の可憐なお花畑が目に浮かぶ、この芸名だと思います。 旭川にある名峰「大雪山」、もとはアイヌ語で「ヌタクカムウシュペ(川が巡... 続きをみる

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  • バラを摘め「今を生きる」真風の退団会見

    真風涼帆の支えになった言葉「今を生きる」”seize the day”   17年11月のトップ就任後、退団は「トップはいつか終わりがあるもの。つねに時期は意識し、劇団とも相談しておりました」と言い、「2022年を目標に歩んできた」と語った。 2022年に特別な思い入れがあったわけではなく、退団を... 続きをみる

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  • 真風涼帆を称えて

    そうかぁ 真風さん、潤花さん退団かぁ。 今出先で、帰るのは夜中なので、 今の気持ちを 男役 真風涼帆の芸の凄さは、「偉大な通俗」を貫いたところだと思います。 演技力、歌唱力、ダンス力、昨今の宝塚のトップさんには、何か一つは外部の舞台俳優にも遜色ない芸があります。 真風氏の芸の魅力は、富士山のような... 続きをみる

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  • 「HiGH&LOW」感想

    宙組公演『HiGH&LOW -THE PREQUEL-』『Capricciosa(カプリチョーザ)!!』初日舞台映像(ロング) 【HiGH&LOW×宝塚歌劇】クロス告知映像 管理人:・・・あのさあ、あくまで「たとえ」の話なんだけど。 紅子:は? 管理人:もしも、〇〇県の〇〇組が、三... 続きをみる

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  • 旧すみれ寮2408号室に幽霊が出てたってホント?

    産経新聞ネット版に連載されている連載『美園さくらの思索』 最近更新された「自己プロデュースの重要性」の話題もたいへん興味深く拝読いたしました。 舞台人として大切なことは、なりたい自分になるより、「お客が本当に見たい自分」を提供すること。それが出来ている人は正直少ないと。 宝塚ブロガーとしての、わが... 続きをみる

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  • 植じいベルばら続投回避?も残る懸念

    「演出家 植田紳爾」 初回放送日: 2022年9月23日 ゲストは演出家の植田紳爾さん。代表作は宝塚歌劇で上演された「ベルサイユのばら」だ。マリー・アントワネットを通して植田さんが描こうとした「人間の業」とは。強さ、弱さ、怖さ、愚かさ…人間が抱える複雑さを見つめる植田さんの原点は、少年時代、疎開し... 続きをみる

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  • 月城が代役で新公に出たのかとビビった💦『グレート・ギャッビー』新人公演感想

    彩海せらギャッビー、一瞬月城さんが代役で出たのかと思った💦 『グレート・ギャッビー』新人公演の配信を視聴いたしました。 いやーっ、個人的には、去年雪組の『シティハンター』の新人公演以来の衝撃でした。 私、仕事から急いで帰ってきて、バタバタしながら配信視聴をセットして、視聴開始したらちょうど、 パ... 続きをみる

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  • 『モンテ・クリスト伯』感想

    原作と宝塚版の違い 星組全ツ千秋楽、『モンテ・クリスト伯』配信視聴感想です。 仕事の合間に時間休をとって、更衣室でタブレットで視聴するという環境でしたので、ほんの印象をば。 管理人の感想は 「岩窟王というより、ハムレットの翻案作品みたい」 原作をざっと見返してみたのですが、宝塚版の『モンテ・クリス... 続きをみる

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  • 植田紳爾先生"90歳を前に新作”って?

    植田伸爾先生とベルばらと戦争体験 「演出家 植田紳爾」 初回放送日: 2022年9月23日 ゲストは演出家の植田紳爾さん。代表作は宝塚歌劇で上演された「ベルサイユのばら」だ。 マリー・アントワネットを通して植田さんが描こうとした「人間の業」とは。 強さ、弱さ、怖さ、愚かさ…人間が抱える複雑さを見つ... 続きをみる

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  • 『ベアタ・ベアトリクス』感想

    『ベアタ・ベアトリクス』 作・演出/熊倉 飛鳥 19世紀半ば、イギリス。ロイヤル・アカデミーの画学生ロセッティは、アカデミーで神童と呼ばれるエヴァレット、同級生のウィルと共に、それまでの古い美術観を打ち破るべく、プレ・ラファエライト・ブラザーフッド(前ラファエル兄弟団)を名乗り創作活動を始める。 ... 続きをみる

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  • 華麗なる修羅場 『モンテ・~』代役狂騒曲

    星組全ツ・出演者の2割が休演  ◯(星組)大輝 真琴 9月19日(月・祝)13:00公演より全日程休演 ■代役『モンテ・クリスト伯』 ・ノワルティエ 大輝 真琴→遥斗 勇帆 ◯(星組)綺城 ひか理 9月19日(月・祝)13:00公演より全日程休演 ■代役『モンテ・クリスト伯』 ・ヴィルフォール 綺... 続きをみる

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  • 宝塚ファンが「推し」呼びを嫌がる深い理由

    宝塚ファンが「推し」呼びを嫌がるのは昭和の苦い記憶から? 宝塚ファンは、心から応援する憧れのジェンヌを「贔屓」と呼んでいます。 最近はメディアで「今、”推し活”がブーム!」などと取り上げられる機会も増えました。 が、宝塚ファンは「推し」というワードに敏感ですよね・・・ 「推し」? ああ、アイドルに... 続きをみる

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  • 朝美 絢、やっぱり京劇シーンがあるのね!

    朝美絢、京劇に挑戦! 朝美 絢 お稽古が始まり3週間程。小説の登場人物に演者が血を通わせていくような、息吹を吹き込むような感覚でお稽古の日々を過ごしています。 壮大なミュージカルナンバーも多いなか、京劇にも挑戦しています!真っ直ぐな心を持った春児と共に、新たな挑戦にも真っ直ぐに挑みたいと思います!... 続きをみる

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  • ロセッティ、実は絵が下手である疑惑「ベアタ・ベアトリクス」

    西洋絵画史に残る巨人、ゴッホ ゴッホ作品集 東京美術 本 「近代絵画の父」セザンヌ ポール・セザンヌ『林檎とオレンジ』高精彩工芸画+手彩 静物画 りんごとオレンジ テーブル 果物 果実 フルーツ ポスト印象派 フランス絵画 西洋画 近代絵画の父 世界の名画 版画【複製画】【F6-R3147】【F4... 続きをみる

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  • 星全ツディレイでも配信しないと国の補助金返還?

    ※9月17日(土)16:30公演のライブ中継・ライブ配信について 9月16日(金)~9月18日(日)までの公演の中止にともない、9月17日(土)16:30公演で予定しておりましたライブ中継・ライブ配信についても、中止させていただきます。 心待ちにされていたお客様には大変申し訳なく、深くお詫び申し上... 続きをみる

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  • 3年待ちわびた全ツが中止になった富山県民と心を共に

    星組 全国ツアー公演『モンテ・クリスト伯』『Gran Cantante(グラン カンタンテ)!!』の公演関係者から、新型コロナウイルスの陽性が確認されましたため、急遽、9月13日(火)~9月14日(水)の公演を中止させていただきます。(公演会場:金沢歌劇座、オーバード・ホール) ご観劇を心待ちにし... 続きをみる

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  • 1万円の原価いくら?東京宝塚劇場クッション販売

    さて、このたび、日頃より宝塚歌劇をご愛顧いただいている宝塚友の会会員様へ、東京宝塚劇場20年間の感謝を込めて、客席リニューアル記念商品「東京宝塚劇場 オリジナルクッション」を数量限定で販売いたします。 本商品は、クッションのカバー表面に、東京宝塚劇場の新客席に採用したものと同じ生地(オリジナルデザ... 続きをみる

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  • 100万回”綺麗なおばかさん”と言わされた鮎ゆうき

    鮎ゆうき、『きれいなおばかさん』のセリフを100万回ダメ出しされる。 杜は「宝塚っていいな。私の想像をはるかに超えてました」としみじみ。 1番の思い出は、演出の小池修一郎氏の指導だという鮎は「先生が1番時間をかけたのが『きれいなおばかさん』のせりふ。 本当に100万回ぐらいやった記憶があります」と... 続きをみる

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  • 女王陛下は宝塚の貴族芝居のお手本でもあったと思う

    エリザベス2世陛下に、心よりお祈り申し上げます。 ヨーロッパには、 スペインのフェリペ6世陛下(ルイ14世の末裔)とか、 オランダには、ベアトリクス女王陛下(退位)とか、 デンマークには、英国王室よりも古い歴史を誇る王家があって、ここも女王マルグレーテ2世陛下(在位中) とか、 いろいろ個性的な王... 続きをみる

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  • ブラック・ジャックの初恋の人は男になった?

    月組全国ツアー公演『ブラック・ジャック危険な賭け』一部の配役決定! 主な配役 ブラック・ジャック 月城 かなと アイリス/如月 恵 海乃 美月 海乃 美月さん、掲載サイズは小さめですが、このヘアスタイル、ディジーやおてんば姫よりも、キャリアウーマンっぽさが似合っていて、ステキ。 さて、彼女の役どこ... 続きをみる

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  • 七海ひろきがオスカル?ベルばら映画化!宝塚も…

    ベルばら、完全新作アニメ映画化! 「ベルばら」、劇場アニメで再び。 革命期のフランスで懸命に生きる人々の、愛と人生を鮮やかに描いた池田理代子の漫画「ベルサイユのばら」。 連載中から読者の熱狂的な支持を集めた本作は、宝塚歌劇団による舞台化やTVアニメ化と、様々な方面で社会現象を巻き起こし、少女漫画界... 続きをみる

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  • いっそ日曜劇場 『すみれの夢路 ドイツの小林一三』『ライラックの夢路』

    ミュージカル浪漫 『ライラックの夢路』 -ドロイゼン家の誇り- 作・演出・振付/謝 珠栄 イギリス産業革命の影響を受けて目まぐるしく変化する19世紀初頭、ドイツ。プロイセン王国のユンカー(騎士領所有の貴族)であり、今も尚騎士道の精神を受け継ぐドロイゼン家。 その広大な領地には、春になると色とりどり... 続きをみる

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  • 歌がヘタなジェンヌにもファンが付く理由

    ご縁があって、チケットが降ってきましたので、ありがたく鑑賞してまいりました。 ・・・ あー、このセリフを、いちど言ってみたかっただけ💛 実は、生命保険会社主催のチャリティコンサートのことです。生保レディさん、ありがとう! 「愛と平和のチャリティーコンサート2022」 開催概要  9月 5日(月)... 続きをみる

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  • そりゃリスト出家するわな『巡礼の年〜リスト・フェレンツ、魂の彷徨〜』感想

    大劇場版「自己顕示欲の物語」 花組の東京宝塚劇場での『巡礼の年〜リスト・フェレンツ、魂の彷徨〜』『Fashionable Empire』大千秋楽が、無事開催されました。 管理人は、本作の宝塚大劇場での千秋楽の公演のライビュを拝見しております。 その時の感想は、パリのパリピたちによる「自己顕示欲の物... 続きをみる

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  • 巡礼の年千秋楽 配信を見る前にこれだけは

    花組 東京宝塚劇場公演、大千秋楽! 管理人は、宝塚大劇場の千秋楽をライビュで拝見しました。 正直、難解です。 リストとマリーの愛以外の、歴史とか音楽史についての予備知識が無ければ、初見では何がなにやら?になりそうな予感が・・・ ということで、配信前にこれだけは! 1 フランツ・リストの人生について... 続きをみる

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  • 鳳月ロレンシオが死に直面した理由

    『ELPIDIO(エルピディイオ)』先行画像、一部で「身分証明書の写真みたい」と言われておりますね。 これは、『ELPIDIO(エルピディイオ)』で、主人公ロレンシオが偽の身分証を所持していたことから運命が動いたことに由来していると思います。 オリジナル作品、しかも世界史の教科書でも、スペインのこ... 続きをみる

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  • 御園座S席12,500円は本拠地値上げの前触れ?

    御園座S席12,500円は本拠地値上げの前触れ? 世の中、値上がり続き。 御園座雪組公演『BONNIE & CLYDE』 座席料金…S席12,500円 A席9,000円 B席7,000円 がファンをざわつかせております。 ううむ、外箱公演も、本拠地のSS席と遜色ない価格設定になってきましたね・・・... 続きをみる

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