宝塚 ライビュ専科の地方民のブログ

宝塚を「好き」という気持ちを因数分解してみたい、という思いで綴っています

柚香「まどかちゃん、あそぼ!」まどか「わーい」な関係


柚香光、星風まどかの魅力を語る





新しくトップコンビを組む星風について「まどかちゃんの魅力は、本当にキャッチ力が早い。こうしてみたら、と投げかけると、要領よく、賢く、冷静さをもって次に生かすのが素晴らしい」。


さらに「舞台上での共感能力が柔軟にあり、一緒に遊ぼうと言うと、わーいと遊んでくれる空気感がある」と笑い「2人ならではの掛け合いや空気感を作っていきたい」とした。


柚香:まどかちゃん、あそぼ!


まどか:わーい!



管理人:むずキュン💛


・・・



管理人:紅子ちゃん、あ・そ・ぼ!


紅子:は・あ・い。


管理人:「タカラヅカニュース」でやっと花組の制作発表を見たけどさ、記事で紹介されている「あそぼ」発言はカットされてなかった?ざんねーん。


紅子:公式Youtubeでノーカット版が公開されるかしらねえ。


管理人:海外ミュージカルでもないのに制作発表?と思ったら、花組100周年記念公演で、三井住友VISAカードが後援なのねえ。


なんだか、柚香、星風、水美、永久輝、スポンサーの並びが、「銀ちゃんの恋」の銀ちゃん、小夏、ヤス、橘とそのスポンサーの並びに見えるというか、


永久輝さん側が「ホスト(晩餐会などで客の接待をする主人役の男性のほうの意味)」で、水美さんが


紅子:しーっ。


管理人:「水美さんは、コウヅケノスケとして、野心的なイケオジ、永久輝さんには忠臣蔵の本来の主役、クラノスケを演じていただきます」って


紅子:もう、話題を変えよう!



「遊び心」に満ちたものを見る幸せ


”舞台上での共感能力が柔軟にあり、一緒に遊ぼうと言うと、わーいと遊んでくれる空気感がある”


素敵なコメントですよねえ。


同期の礼&舞空コンビのダンスはテクニカルの極み、競技ダンスの大会の決勝を見るような火花バチバチの緊張感が魅力で、


柚香&星風コンビのダンスは、子犬がじゃれて遊んでいるのを見るような、無上の幸福感が魅力。


ちょっと子犬のじゃれて遊ぶのを見れば、その喜びいさんだつかみ合いの中に、すべての遊びの特徴がまさしく認められる。


彼らはこれによって、あきらかに無上の喜び、あるいは感激を味わっている。


さらに高度に発達したものがある。観客を前にしての本当の勝負や、美しいショーなどがそれだ。


ホイジンガーの言葉



宝塚は本気の遊びだ


「遊び」とは何か、を真面目に考察するというのも野暮かもしれませんが、柚香さんのダンス見て感じる幸福感は何かについて考えていたらこんな言葉を見つけました。




ホイジンガ曰く、人間とは「ホモ・ルーデンス=遊ぶ人」のことである。遊びは文化に先行しており、人類が育んだあらゆる文化はすべて遊びの中から生まれた。つまり、遊びこそが人間活動の本質である。



遊びとは

① 自由な行為である

② 仮構の世界である

③ 場所的時間的限定性をもつ

④ 秩序を創造する

⑤ 秘密をもつ

これが遊びの5つの形式的特徴。


さらに機能的特徴として「戦い(闘技)」と「演技」を挙げる。


宝塚とは
①国の文化事業ではない、民間企業による自由な行為である
②仮構の男役と娘役の世界である
③宝塚という限定された場所で、タカラジェンヌという限られた時間を生きる
④トップを頂点とした秩序を創造する
⑤すみれコードという秘密をもつ


という5つの形式的特徴を持ち、


さらに機能的特徴として「戦い(番手争い)」と「演技」が挙げられる



おお、全部当てはまった。


なるほど、宝塚ファンが宝塚にこんなに夢中になるのは、宝塚というシステムが「遊びの定義」をすべて満たしているからなのか!


まとめ:宝塚は「遊び」だ