宝塚 ライビュ専科の地方民のブログ

宝塚を「好き」という気持ちを因数分解してみたい、という思いで綴っています

脳科学者茂木健一郎 宙ホームズは「カツカレー」だ!




生まれて初めて行った #宝塚 の公演!


脳科学者脳科学茂木健一郎、初めての宝塚観劇に挑む!


脳科学茂木健一郎、人生で初めて東京宝塚劇場へ行く


茂木健一郎といえば、「アハ体験」という概念を世に広めた方。




ニュートンが木から落ちるリンゴをみて万有引力の法則を発見したこと…

これもアハ!体験だと言えるでしょう。人がアハ!体験をすると、0.1秒ほどの短い時間に、脳の神経細胞がいっせいに活動して、世界の見え方が変わってしまいます。神経細胞がつなぎかわって、「一発学習」が完了し、今までと違った自分になってしまうのです。


わからないで考えている時のうずうずした感じ?

そして、ひらめいた時の「ああ、そうか!」と緊張が解けて、同時に大きなよろこびを感じる心の動き。そのような感覚を体験することで、関係する脳の回路を強化することができます。そして、わからなくてもじっくりと考え、ひらめきを育むことの大切さを、楽しみながら学ぶことができるのです。


「ベルサイユのばら」で、マリーアントワネットに出会ったフェルゼンが


”その人と 出会った時から 世界は 姿を 変えた”


今このブログをご覧の皆様も、初めて宝塚の舞台を見た時の、ただ一人の贔屓を見つけた時の「アハ体験」ありましたよね!



茂木健一郎の宝塚「初」体験

お客の95%女性!男子トイレあるのかな?→あった。


オケボックスがある!→カラオケだと思っていた。


オケピットの縁が通路になっている!→そこを通るんだ!歌舞伎の花道みたい!


生で歌いながら踊ってる!舞台の圧が強い!群舞とかコーラスのレベルが凄い!


専用劇場を持っている強みだね!音の廻りがいい。


選ばれしトップスター「まかぜようほ」さん?「じゅんか」さん?


管理人:先生、「まかぜすずほ」さん、「じゅんはな」さんですよ



衣装とか舞台転換とか、このレベルで作りこむのか?


パスティーシュとして、ストーリーやモチーフをいろいろ組み合わせた構成が際立っている。


レビューの感想


ペンライト振っちゃった!客席を一体化させる仕掛けがすごい



脳科学茂木健一郎の「宝塚アハ体験」まとめ



歌舞伎やオペラはいろいろ見てきたが、演者のレベル+劇場の設備がすごい。客を含めて100年かけて築き上げた「文化」がある。


女性が男性を演じる「型」は歌舞伎の女形の「逆」だが、男役カッコイイな!


男役は紫式部の源氏物語以来の、理想の男性像を体現している。


世の男性は少女マンガや宝塚をちゃんと見て、女性が思う理想の男性像を研究しようよ。


スターがパッと出てライトがバッと当たって拍手!確固とした「文法」がある。これは西洋の舞台にも無い、歌舞伎にも通じる宝塚独自のものだね。


宝塚は「カツカレー」だ

宝塚の舞台のありかたは、日本文化そのものだ 西洋文化にインスパイアされつつも、西洋には無い独自の文化を生み出した


宝塚はカツカレーだ。カレー(大英帝国)カツレツ(フランス料理)も元々日本には無かったものだが、日本人はそれらを統合して、西洋にも無い独自の日本食として完成させた。



異国の文化を、日本人に口当たりよくアレンジするなごみの境地」だね。



まとめ:演者も、客席も、舞台を、芸術を、より高いところへもっていってやる!という熱量が凄かった。



管理人:先生、素敵な感想、ありがとうございます。初見にして、宝塚とは何かについての本質をえぐる視点、勉強になります。


「宝塚はカツカレー」すごいなあ。管理人はオペラやバレエを見るときは、未だに「西洋文化をお勉強しよう」と背伸びしていますし、フランス料理のお店に行ったらとっても緊張するのですが、


宝塚の舞台を見るときは「異文化を勉強しよう」と緊張しないわ。洋食屋でカツカレーとかクリームコロッケ定食を食べるような距離感で接しているわ。


そして宝塚は、舞台の上も、お客も、


届け、熱量!


紅子:カロリーメイト!



大塚製薬 カロリーメイト CM 満島ひかり ファイト 「とどけ、熱量。」篇