宝塚 ライビュ専科の地方民のブログ

宝塚を「好き」という気持ちを因数分解してみたい、という思いで綴っています

女の敵は女? 娘役の敵は・・・


女の敵はいつだって女なのよ




傷ついた心の絆創膏は 新しい恋よ


男は先手必勝よ


女の子が気にしているようなことを言うような男は ぶってもいいのよ


・・・贔屓が退団して傷ついた心の絆創膏は、新しい贔屓よ(by管理人)



もっと若いころにマイメロおかんの言葉に出会っていたら、人生変わっていたかしら。



「女の敵は女」・・・女性同士の分断を煽るようなことは好きじゃないけど、対になるのは


「男の敵は男」?


「人間の敵は人間」・・・?


自分の狭い体験では、男の人は評価軸がとにかく「仕事」「年収」でライバルと競っていて、


その評価軸でまあ結果が出て、組織内や社会でのポジションがある程度定まって、「俺は今このへんか」と一応納得せざるを得なくて、次に年収を上げたり、維持するためにどうする?と、評価軸がシンプル。



女性は自身の仕事や年収が絶対の評価軸というわけではなく、


既婚か未婚か、子供がいるかいないか、配偶者の年収、子供の進学先、容姿、メイク術、洋服やカバンのセンス、


評価軸をたくさん作って、そのうちのどこかでならライバルに勝てる!という納得の仕方をしている方が多いのかなあ。


(あくまで個人の感想です)



女性ファンが娘役を見る目は


女性が理想の男性を演じる宝塚。男役と娘役はほぼ半々。


ファンの男女比率は・・・最近は男性ファンも増えてきましたが、女性が過半数なのは間違いないですよね?


劇団の出版物への登場回数、写真やグッズの販売数、会の人数、「スターカレンダー」の登場人数・・・


「ジェンダー平等指数」とか考えたら、相当な不均衡が起きている💦





紅子:正直に言ってごらん。「娘役は恋のライバル、恋敵」って思っているの?


管理人:正直、贔屓の相手役か、そうでないかで評価軸が変わる。


女性が主人公で、男性からモテモテになる「恋愛シミュレーションゲーム」というのがあって、


ゲーム中で「ヒロインが喋るゲーム」「ヒロインが喋らないゲーム」があるのよ。



A:ヒロインが喋る=ヒロインと男性キャラクターの恋愛を、第3者視線で応援したい


B:ヒロインが喋らない=ヒロインに自分を投影したい



特に贔屓でない男役さんの相手役さんは、Aの第3者視線で他人の恋路を応援しているから、客観的に見られるの。




贔屓のこととなると、Bの「他人の恋路の応援より、自分がヒロイン気分になりたい」のよね。


自分はアクが強いくせに、贔屓の相手役には無色のスクリーンのような娘役さんを求めているのね。


相手役さんは自分の身代わりなので、あんまり個性が強い娘役さんだと、自分との違いが目立って、自分を投影できないのね。



紅子:贔屓の相手役さんに、歌とか容姿とか以外のことまでいろいろ注文をつけるファンっているよね。


管理人:「あなたは私がなりたかった、理想の私と違う!」って思っちゃう。相手役さんは自分じゃないから当たり前なんだけどね。


宝塚のジェンヌへの目線と、東宝ミュージカル女優さんへの目線の違いはそこかなあ。東宝ミュージカルの女優さんにはそんなこと思わずに、舞台技術を堪能したくて見るんだけどね。