バラを摘め「今を生きる」真風の退団会見
真風涼帆の支えになった言葉「今を生きる」”seize the day”
17年11月のトップ就任後、退団は「トップはいつか終わりがあるもの。つねに時期は意識し、劇団とも相談しておりました」と言い、「2022年を目標に歩んできた」と語った。
2022年に特別な思い入れがあったわけではなく、退団を決意した具体的な作品なども「とくになかった」と言うが、トップ就任した際の覚悟として、ゴールを想定してきた。
真風さんのトップ任期は、相手役スライドとか、休演明けのシャーロック・ホームズの「(仮)」タイトルとか、コンサートが立て続けに2回とか、
いろいろイレギュラーなスケジュールだなあと思っていましたが、
2017年11月にトップ就任して、最初は2022年を目標にされていたのですね。
最初から丸5年はトップに就任する長期計画で、
やっぱり、コロナ禍やLDHとのコラボの事情等により、退団時期が、本来の2022年中から2023年6月に延びたのですね。
「長い宝塚人生、途中で立ち止まって逃げ出したくなることもあった。でも、立ち向かおうと思えたのは、応援してくださるみなさまがついてきてくださったから。(ファンや仲間に)何度も救われ、導いていただき、感謝の思いでいっぱいです」
支えになった言葉は「今を生きる」をあげ、その理由は「どなたからの言葉かは、私の宝物なので」と明かさなかったが、多くの支えに報いるための男役道でもあった。
真風さん、「専科に移籍では?」というファンの声もありましたね。
個人的には、真風さんのグッズ第1弾に書かれていた言葉
”seize the day”(その日を摘め)
真風さんがこの言葉に込めた思いは、「メメント・モリ」、
宝塚で言えば
”退団を思え”
の日々だったのでは、思っています。
その日を摘め(そのひをつめ、ラテン語: Carpe diem、カルペ・ディエム)は、紀元前1世紀の古代ローマの詩人ホラティウスの詩に登場する語句。
「一日の花を摘め」、「一日を摘め」などとも訳される。
また英語では「seize the day」(その日をつかめ/この日をつかめ)とも訳される。
ホラティウスは「今日という日の花を摘め」というこの部分で、「今この瞬間を楽しめ」「今という時を大切に使え」と言おうとしている。
”seize the day”(その日を摘め)ラテン語: Carpe diem、カルペ・ディエム)
元は2,000年以上前から伝わる、由緒ある言葉だったのですね!
〈カルペ・ディエムcarpe diem〉(時をとらえよ。楽しめるうちに楽しめ)のモットーは,
詩的表現としては〈カルペ・ロサスcarpe rosas〉(バラを摘め)
〈カルペ・ロサスcarpe rosas〉(バラを摘め)
真風さん、あなた、男役人生で、どれだけのバラを摘んだのですか?(笑)。
映画館の暗闇で、あなたに摘まれた時の、甘美な痛み。
作品ごとに、ショーの場面ごとに、あなたに摘まれたときの手触りと共に、ずっと覚えています。