ルドルフとマリーは暗殺された?
『うたかたの恋』新人公演の主な出演者が発表!
主な配役 新人公演
ルドルフ 柚香 光 希波 らいと
マリー・ヴェッツェラ 星風 まどか 七彩 はづき
ジャン・サルヴァドル 水美 舞斗 天城 れいん
希波 らいとさんは、『元禄バロックロック』以来2度目の新人公演主演、おめでとうございます!
天城 れいんさんは、『元禄バロックロック』新人公演でタクミノカミ、「殉情」では利太郎の太鼓持ち、道化に見えて目は全く笑っていない、実は一番怖い千吉を印象的に演じていらっしゃいましたね。
無事に東西の新人公演が上演されて、配信で全国のヅカファンにも芸を披露できますように!
純愛か、陰謀か?
さて、人物相関図もUPされましたね。
羽立光来さん演じるフリードリヒ公爵から、ルドルフのほうに引かれた意味深な茶色い矢印の意味は?
マイヤーリンクに2発の銃弾が響いたあの日、マリーはまだ17歳と10ヵ月。
皇太子ルドルフと、未成年の男爵令嬢の死は、
うたかたの恋の果ての、ロマンティックな心中だったのか?
父親と対立し、自暴自棄になったルドルフが、何も知らないマリーを道連れにしたのか?(ルドルフの長年の本命の相手は、ミッツイ(詩希すみれ))
あるいは、自由主義を標榜する、ハプスブルグ家にとっての危険分子として「抹殺」されたのか?
2人の死が臨時ニュースとして報道された時から、様々な憶測が飛び交いました。
ハプスブルク家の最後の皇妃となったツィタは、
「フランツ・ヨーゼフは、ルドルフの死は暗殺だったと言っていた。」と主張していたそうです。
ハプスブルク家はカトリックを守護する立場なので、自殺はタブー。ルドルフが自らを銃で撃ったのであれば、皇族としての埋葬許可すらややこしいことになる。
フランツが、ルドルフを自殺と認めたくなかったのはわかります。
だが、他殺とすれば、
誰が、何のために?
マリーまで巻き込む理由は?
後世の人々が2人の死を、はかなくも美しい「うたかたの恋」として語り継いでいること自体が、暗殺者が周到に練ったシナリオに踊らされ続けているのか?
第一次大戦や帝国の崩壊の混乱もあり、事件の捜査記録は失われ、今なお真相は不明のまま。
そして100年以上の月日が流れた2015年、マリーが母親にあてた手紙が発見されました。
お母さま、お許しください。愛には逆らえませんでした――。
1889年にオーストリア・ハンガリー二重帝国のルドルフ皇太子と心中した男爵令嬢、マリ・ベツェラの遺書がウィーンの銀行で見つかり、オーストリア国立図書館がこのほど発表した。
遺書は今年、銀行が保管文書を整理していた際に、1926年に預けられた茶色の革製の書類入れから発見。ベツェラの母親と弟、姉宛てに3通あり
「ルドルフも同じ思いですが、一緒に埋葬してください」
「生きるより死んだ方が幸せ」
などとしたためられていた。
2人の死が、第三者の卑劣な陰謀ゆえでは無かったことを祈ります。
天国で、マリーとルドルフの魂が安らかでありますように。