SNSの声は宝塚ファンの民意じゃない説
ブログは意外と参入障壁が高い
SNSには、様々な宝塚ファンの声があふれています。
さて、SNSの宝塚ファンの声は、「宝塚ファンの民意の反映」なのでしょうか?
各種ブログも、SNSのひとつです。
が、ブログというものは、「ある程度の長文を書くのが苦にならない」人でないと、継続が難しい。
「まずは3か月で100記事」書くのが一つの目安とされていますが、そこまでいかずに更新が止まってしまうブログもたくさん目にします。
コメント欄が荒れて・・・という理由もあるのでしょうが、
いちどは「ブログを書こう!」と思い立った人でも、
書くことがなくなった。
のかな。
「宝塚について、3か月で100記事。1記事1,000字以上」、楽勝じゃん♪と思っているあなた、
数百字~数千字の「コンテンツ」を、毎日ネタを考えて取材して書き続けるのは、意外と大変なのですよ。(ちなみにこの記事でだいたい1,000字)
そんな参入障壁が高いブログに比べて、Twitterは文豪が投稿しようが、読書感想文とかレポートの課題でひいひい言っていた人が投稿しようが、「140字」という文字数制限がある。
たったの140字!
なんてお気軽。
宝塚ファンは、さぞ毎日贔屓への愛をつぶやきまくっているのだろうなー、と思っていたら。
最近お騒がせのイーロン・マスクさんいわく、Twitterの考えるヘビーユーザー像というのが
「週に6〜7 日ログインし、週に3〜4回ツイートする人」
そんな「ヘビーユーザー」が「ユーザー全体の10%にも満たないが、総つぶやきの数の9割を占めている」
へ?
週に3~4回つぶやいたら、全体の上位10%に入れちゃうの?
9割以上のTwitterユーザーは、自分はつぶやかず、「みんなどんな意見なのかなー?」と情報を取りに行くのがもっぱらの「読み専」なの?
「Vox Populi, Vox Dei(民の声は神の声)」とイーロン・マスクは言うけれど、
Twitterで「140字」を、「週3~4回」投稿するレベルで、上位10%のヘビーな人。
ブログ村の常連さんたちのように、140字どころか、数千字越えの宝塚愛を毎日吐き出し続けている人は、
「ファンの平均像」とは、たぶん、だいぶ、かけ離れている少数派。
宝塚ファンのサイレントマジョリティは「SNSに、なんにもつぶやかない人」
SNSの声は、実は強火なマイノリティーの声ばかり、の可能性、大。
結局、リアルな多数派ファンの声は、劇場のロビーや、客席や、トイレの列のリアルな会話に耳をすませなければ、聞こえてこないのです。
劇団の経営陣に、サイレントマジョリティの声は聞こえているのか?