宝塚 ライビュ専科の地方民のブログ

宝塚を「好き」という気持ちを因数分解してみたい、という思いで綴っています

コンサートのポスターかと思った『赤と黒』



『赤と黒』
主な配役
ジュリアン・ソレル 礼 真琴
ジェロニモ 暁 千星


ジュリアン・ソレルは、登場時は18歳~19歳の、野心に燃えるも「坊や」扱いされがちなティーンエージャー。


ジェロニモは、フレンチミュージカル版では「ストーリーテラー、ジュリアンの心の声」的な役回りのようです。


(原作自体、「孤独のグルメ」の井之頭五郎ばりにジュリアン・ソレルの心の声が延々続きます。)


それはいいのですが、


レナール婦人は?マチルド - ラ・モール侯爵令嬢は?



そしてポスターですよ。



えーと、確かにと黒で構成された、ミニマムながらも赤のラインの入り方がジュリアンの人生の結末までを予感させる、スタイリッシュなポスターですね。



しかし、先行画像に比べて、”19世紀フランス文学『赤と黒』”感は大幅に後退しましたね。


暁さんのジェロニモの画像はいかにも19世紀の紳士然としているので、ミックススタイルの舞台になるのでしょうか。



一瞬、礼さんのコンサートの開催が新たに決定したのかと思いました。


フレンチミュージカル版がそもそも、装置はほとんどなく、


レナール家、風景、教会、刑務所、図書館が壁に投影されるくらい。


ステージは2つにカットされ、上の階ではロックバンドが演奏する、「ストーリー仕立てのコンサート」形式の上演のようです。




Le Rouge et Le Noir l'Opéra Rock - Bande Annonce


宝塚ファンは、『赤と黒』はオードソックスな柴田先生版で履修済みでしょ、という前提で、フレンチミュージカル版ならではのスタイリッシュな演出をお楽しみください、という趣向なのでしょうか。




【公式】<サンプルムービー>赤と黒('20年月組・御園座)


『赤と黒』について全く予習せずに観劇すると、ストーリーが追えなくて「?」になるかも!


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