宝塚 ライビュ専科の地方民のブログ

宝塚を「好き」という気持ちを因数分解してみたい、という思いで綴っています

驚愕で声をあげそうになった月千秋楽、実は!!



ああ、なんと美しい世界でしょう。


豪華絢爛な衣装を纏った美しい武者と公達、


人形浄瑠璃の舞台のような簡潔にして優美な、格式を感じさせる装置、





5月文楽公演『妹背山婦女庭訓』予告編【第二部】


↑吉野の満開の桜、中央に吉野川、両側に宮殿、セットがそっくり(御殿での女官達のシーンもそっくり)


時に繊細に寄り添い、ときに勇壮に鼓舞する和の音色、


そして、そして、


この古くから語り継がれた物語の登場人物を、教科書の偉人ではなく、生きる意味に悩み、言えぬ思いを抱えて歩む血の通った人物として現代に生き返らせた出演者の皆さま、


600年以上昔に生きた先祖が残した美しい言の葉を、翻訳としてでなく母国語として理解できるように再構築した脚本の妙、


本当に、本当に、日本人でよかった。これぞ世界に誇れる、日本の美なのですね!




・・・



紅子:あのー


こんちゃんさん、キャラ変えた?


管理人:最近文体に手癖がついちゃってるから、ちょっと調子を変えてみたかっただけ(えへ)


本当はさ、



考えれば考えるほど、現代人から見れば「なぜ北朝に付かない!正行が南朝を裏切ることこそ、内乱を早期に集結させ、犠牲を最小限にする合理的行動であろう」としか思えないのである。


この作品は三島由紀夫の没後50年にあたる2020年の11月に上演予定だったと気づいて、


昭和45年11月25日楯の会会員・森田必勝ら4名と共に自衛隊市ケ谷駐屯地に突入、憂国の檄をとばした後、割腹自決をとげた三島由紀夫の思想に繋がるものが、この作品をいっそう美しくしているということに気づいて驚愕した」



とか書こうとしたんだけどさ、さすがにこのような場でこれ以上言及するのはすみれコードに抵触しそうなので自粛します。


紅子:うん、よくわかんないけどそのほうがいいと思う。



管理人:それはさておき


私ショー「Dream Chaser」を初めて見たんだけどさ、ラスト、珠城さんと美園さんのデュエットダンスがあって、お辞儀して、次はエトワールと思うじゃない?


エトワールっぽい声は聞こえるのに、珠城さんがずっと舞台にいてエトワールが映らないから、カメラさんがミスったのかと思ったら、珠城さんが男役さんたちとデュエットダンスするじゃない。びっくりだわよ。


で、ラスト、4回目のカーテンコールで、今度こそ美園さんを呼ぶと思ったら、専科に行く紫門さんと輝月さんを呼んでるじゃない。


今度こそ、と思ったら「さよなら皆様」が流れるじゃない!



紅子:あれビビったよねー 私も声を出しそうになったわ💦


管理人:そしたらラスト、緞帳前で珠城さんと美園さんが出てきてくれて、心底ほっとしたわ。


紅子:珠城さん、サプライズ演出、びっくりしたけど、


ありがとう!