宝塚 ライビュ専科の地方民のブログ

宝塚を「好き」という気持ちを因数分解してみたい、という思いで綴っています

幻の東宝公演デザートについて事実では無い情報「コーヒー噛んだ―ら」




劇団からのお触れ

・特定の出演者の人事情報について、あたかも事実であるかのような表現を使い、事実ではない情報を拡散すること。

はい・・・存じ上げております。


「特定の劇場のスイーツ情報について、あたかも事実であるかのような表現を使い、事実では無い情報を拡散」しようとしております。


あくまでネタ「予想」です。




関西では緊急事態宣言解除により、宝塚大劇場でのレストラン営業再開!


ところで、宝塚大劇場にも「公演スイーツ」がございます。



ヨーグルトムース 400円

※提供時間:フルール営業時間内(在庫なくなり次第終了)


ロマンティックな青色の衣装が印象的なロミオを表現。ヨーグルトと相性のいいブルーベリーを使ったヴェリーヌです。   



苺のムース400円

※提供時間:フルール営業時間内(在庫なくなり次第終了)


美しい赤色の衣装を纏ったジュリエットを表現。苺に高貴な香りのライチを合わせたヴェリーヌ



「ヴェリーヌ」とは、「透明な器に、ゼリーやムースを層状に重ねたスイーツ」だそうです。


美味しそう・・・・


んが、


宝塚大劇場の公演デザートは、タイトルがシンプル!まんまやな。


今年に入って、あの東宝公演デザートのネーミングネタを聞けないのが寂しい!




というわけで、勝手に雪組公演


『f f f -フォルティッシッシモ-』
~歓喜に歌え!~


『シルクロード~盗賊と宝石~』


スイーツネタを考えてみよー。





・・・これ、ムズイ・・・




書き出した手前・・・




💡ピカーン


「シュー食おうぞ 糖OFFほっトセーキ」


”シルクのように滑らかなミルクセーキ味のクリームを挟んだシュー。糖質OFFなので、ベリーダンスの踊り子💃さんも安心して召し上がれます。”



・・・すみません。



では、fffでもルードヴィッヒが愛飲していた☕コーヒーネタで(謎の女に任せず必ず自分で、コーヒー豆は60粒数えて淹れていたそうです)


作曲はヴェートーベンでなくバッハですが、当時、本当にこんな曲があったそうです。


バッハ作曲「コーヒー・カンタータ」



J.S.バッハ: コーヒー・カンタータ「お静かに,お喋りめさるな」:ああ,コーヒーのおいしいこと[ナクソス・クラシック・キュレーション #かわいい]




18世紀当時、本作の初演地の18世紀当時、本作の初演地のライプチッヒではコーヒーの依存症が社会問題となっており、バッハは1732年~1734年頃にこれを題材として書いた喜劇といわれています。


ゲオルク・フィリップ・テレマンが設立したコレギウム・ムジクム(大学生主体の演奏団体)によって、ツィンマーマンのコーヒーハウスで演奏されたそうです。


バッハの時代のライプツィヒにはコーヒーハウスが8軒あり、大繁盛していたが、このコーヒーハウスの中には音楽も提供する店が出てきて、バッハ自身もコレギウム・ムジクムとともに出演していたといわれている。


このコーヒーカンターの初演は、ライプツィヒの話の筋は、流行のコーヒーのことばかり考えている若い娘のリースヒェンに、頑固おやじのシュレンドリアンが、何とかコーヒーをやめさせようとするやりとりから成り立っている。

テレマンさん、手広く活動していたのねえ・・・



💡ピカーン



「コーヒー噛んだ―ら」


”噛み応えのある、コラーゲン入りコーヒーゼリー。これで踊り子さん💃のお肌もプルプル!”



うあーん ごめんなさい🙇



この喜劇の、最初の歌詞は、


”おしゃべりはやめて、お静かに”

107期生卒業式へ コロナ禍は決してハンデにはならない


107期生ご卒業おめでとうございます。




宝塚音楽学校で卒業式 コロナ禍でも芸磨き


コロナ禍で昨年4月から約2カ月臨時休校となり、オンラインでの授業もあったそうで、修学旅行も兵庫県内(神戸市、姫路市)と、異例づくめの中、芸を磨かれてきたのですね。



今年は成績上位4名すべてが


今年の卒業生は、成績上位4人すべてが娘役。もともと、宝塚では「男役10年」と言われ、しぐさはもとより、男役発声や低音歌唱の習得には時間を要するもので、音楽学校時代は娘役の上位者が多かった。


だが近年は、全国各地に受験スクールができ、素地を学んで入学する者もおり、入学後も成績優秀なまま上位で卒業する男役も増えていた。ただ、今年は、コロナ禍もあってか、上位4人が娘役となった。

この内容がよくわからないのだけれど、以前は、娘役さんに比べて男役さんは、受験スクールで素地を学んだ経歴が浅くても、「伸びしろ」込みで合格して、音校に入学してから本格的に芸を学ぶ、というパターンも多かったのかな?


まあ、娘役さんはどうしても、男役さんより早く上手くならなくてはならないから、その大変さもありますよね。


受験者における男役志望、娘役志望の分母も違うでしょうね。実寸170㎝台の女性って、なかなかお目にかかれませんから、どうしても娘役志望が激戦区になるでしょうし。


地方民的注目は、山形県から27年ぶりの合格者となった鳴瀬陽(はる)さん(山形市)


7歳で宝塚歌劇を観劇し「雷が落ちて」志望し、入学した鳴瀬陽(はる)さん(山形市)は「(7歳から)1度もあきらめることなく、宝塚の舞台を目指して頑張ってきました」と言う。当時から「自分で自分の限界を決めない」との言葉を胸に歩み、ついに夢への船出にいたった。

すごいなあ。7歳で「雷が落ち」たんだあ。私7歳のころは、ビックリマンシール集めに夢中だったわあ(笑)もっと早く宝塚を知っていればなあ・・・



地元の新聞に、鳴瀬陽さんの音校合格時の記事が掲載されていました。


22・9倍の難関を突破し、山形市の鳴瀬陽(はる)さん(16)が、タカラジェンヌを養成する宝塚音楽学校(兵庫県宝塚市)に合格した。同校によると、山形県出身者の合格は27年ぶり3人目。18日、晴れの入学式を迎える。


 講師の手拍子に合わせ、つま先までぴんと伸ばした足が頭の上まですっと上がる。音楽がかかると、165センチの細身を躍らせ、ジャンプ、ターン。


3月30日、青葉みつるダンシングスタジオ(山形市)。28日の合格発表を音楽学校で確認した後、29日に6時間半かけて新幹線で山形に戻ったという鳴瀬さん。歌唱、バレエ、ジャズダンス、5時間のレッスンに汗を流した。

ほんと、地方民は「宝塚」を見るのも大変、タカラジェンヌになるのはホント大変。


地方でも、県庁所在地クラスの街にはバレエスタジオはありますが、元ジェンヌの講師の方がみっちり受験対策をしてくれるスタジオって、ほとんど大都市部に集中していますからね。


香川県でも、長らくジェンヌが出なかったのだけれど、岡山に宝塚受験コースのあるダンススタジオができてから、ぽつぽつ音校合格者が出だしましたからねえ。


ちなみに、山形県初のタカラジェンヌは、青葉みつるダンシングスタジオ(山形市)の主宰 青葉みつるさん


2人目は、元星組 美椰エリカさん。青葉みつるさんのお嬢さん だそうです。


107期生へ コロナ禍のハンデをチャンスに

コロナ禍で、対面のレッスンが制限されたり、これまでに無く制約の多い中で、芸を磨くことは本当に大変なことと思います。


でもハンデは、チャンスにもなりえます。これまでに無かった制約と、コロナ禍以前では思いもしなかったそれでもなお、の渇望から、生まれるものもあると思うのです。


自分語りですが、子供の頃、「お芝居」に興味が湧いてきて、


でも私の故郷には、劇場が無い、TVでもお芝居は放送されない、本屋が無い、図書館が無い、ビデオレンタルショップも無い。


そもそも高松のビデオレンタルショップまで行っても、お芝居のビデオなんて無い。蜷川幸雄って誰?


都市部の子供は、宝塚や、ミュージカルや、コンサートや、生の文化を浴びるほど触れて育っているのに。


しょうがないので、学校の図書室にあった文学全集の「シェイクスピア」と「近松門左衛門」を繰り返し読んでいました。


シェイクスピアのお芝居も、歌舞伎も見たことが無いのに。古文のテストにも、歌舞伎の台本なんて出題されないのに。


役者でもないのに戯曲を読んで、本の挿絵だけを頼りに、見たこともない舞台を想像して。


落語みたいに、私はロミオとかジュリエットとか、1人で10人以上になりきって。


で、この歳になって、宝塚ブログを始めて、


配信の観劇感想を書くようになって、「戯曲の構造」なんてことを考えたり、架空のキャラと会話する時に役立ちました(笑)


正直に言って、同期全員トップにはなれません。


でも


「トップになるのは無理だけど、ほかに被る人もいない独自の芸風で、芸能界でそこそこ食っている芸人」といった立ち位置も、アリ、かもしれませんぞ(笑)


Be yourself; everyone else is already taken.


自分らしくあれ。

ほかの人の席はすでに埋まっているのだから


オスカーワイルド

ロミジュリB日程 愛の「死」はライビュ無しなのね

央星組 東京宝塚劇場公演『ロミオとジュリエット』千秋楽ライブ中継・ライブ配信決定!



5月23日(日)13:30公演[千秋楽] A日程 ライブ中継・ライブ配信


花組大劇場公演千秋楽も、ライブ中継・ライブ配信決定!

5月10日(月)13:00公演[千秋楽] ライブ中継・ライブ配信


ああ、もう最近ライビュ&配信貧乏で、困っちゃーう💛という嬉しい悲鳴の地方民でございます。


最近は、宝塚大劇場の千秋楽もライビュ&配信が定番化してきましたね。ありがたやー。


しかし、人間の欲は限りないもの。


『ロミオとジュリエット』


宝塚大劇場、東京宝塚劇場とも、千秋楽はA日程ですね。


愛ちゃんの「死」は
瀬央っちの「ティボルト」は


3月7日(日)15:30公演 B日程 配信 のみなのですね。B日程はライビュは無いのですね。


たぶん


きっと


おそらく



円盤(ブルーレイ)にはA日程を収録、B日程はダイジェスト収録となるのでしょうね。


まあ、B日程では、「2番手がパレードまで一言も発しない」という変則的な状況を考えたら、


当然ですね。



いつかは、スカステでB日程を放送するでしょうけれども。


ちなみに、


『アナスタシア』円盤
○公演映像(B日程)
○特典映像(A日程ダイジェスト・Special Movie@稽古場)


『WELCOME TO TAKARAZUKA ―雪と月と花と―』『ピガール狂騒曲』円盤
○公演映像(A日程)
○特典映像(B日程ダイジェスト・Special Movie@稽古場)


『はいからさんが通る』 円盤
○公演映像


はいからさんの円盤収録時は、A日程とかB日程とか無かったですからね。


円盤の本編映像は、A日程だったり、B日程だったりと、決まっていないのですね。


・・・いえね、映画館の大画面で、愛ちゃんの「死」、瀬央っちの「ティボルト」を見たかったなー。宝塚大劇場の千秋楽はB日程でもよかったのでは・・・退団者もABパターンに分かれているし(ぼそ)

SNS「誹謗中傷」と「批評」の違いはどこに


宝塚歌劇団、SNS誹謗中傷への対応を表明



昨今、TwitterやInstagram等のSNSやインターネット上の掲示板等において、出演者やスタッフに対する誹謗中傷や、事実に基づかない悪意ある憶測を流布する行為などが多くみられており、例えば現在、以下のようなものを確認しております。


・特定の出演者やスタッフを名指しのうえ、事実ではない情報をもとに、非難、攻撃をすること。


・特定の出演者やスタッフの技量、成果物その他に対し、本人を傷付ける意図を持って、批評や個人的感想を超えた言葉で攻撃すること。


・特定の出演者の人事情報について、あたかも事実であるかのような表現を使い、事実ではない情報を拡散すること。


宝塚歌劇団といたしましては、お客様よりいただく様々なご意見や叱咤激励を有難く拝見し、より良い舞台をお届けするための励みとさせていただいておりますが、上記のように、特定の個人を攻撃するような行為によって、出演者やスタッフが万全な状態で公演に邁進できない事態になりかねない状況は大変遺憾であり、非常に危惧すべき状況であると考えております。


なお、今後上記行為を確認しました場合には、弁護士等と協議のうえ、しかるべき法的措置を検討させていただくとともに、発信者情報開示請求を実施するなどインターネット上の誹謗中傷等にも対応してまいります。


何卒、ご理解を賜りますよう、お願い申し上げます。   

管理人:うーん、難しい問題だなあ・・・


紅子:昔は「トイレの落書き」と言っていたんだけれど、今はSNSで、指先ひとつで、アマゾンの奥地にお住いの方にまで、瞬時に情報が広がるものねえ・・・


管理人:私も1年以上このブログ村にお邪魔していて、自分の日記みたいにフリーダムにランダムに書いた記事が、「何百人、記事によっては何千人もの方の目に触れる」ということに、感覚がマヒしかけていたところもあるのよねえ・・・


紅子:宝塚ブログ村で「ネアンデルタール人」に感謝したのは、あんたが史上初じゃない?あれ、さすがにタイトル詐欺だったんじゃね?



管理人:あれは、自分でもネタ記事と思って書いたんだけどさ💦


紅子「誹謗中傷」と「批評」の違いは何だろうね?


管理人:辞書によると


根拠のない悪口を言いふらして、他人を傷つけること。



事物の善悪・是非・美醜などを評価し論じること。


長所・短所などを指摘して価値を決めること。批判。

つまり、「根拠のない」ことで「他人を傷つける」こと自体が目的化しちゃったら、マズいな(下手すりゃ裁判沙汰)と思う。


もし宝塚界隈が100人の村だったら


誹謗中傷をする人は、簡単には行動を変えないということですが、たしかに、「誹謗中傷はいけません」と繰り返すだけでは、効果は薄いのかもしれません。でも、言葉によって、人々の意識や行動を変えることは、まったく不可能なのでしょうか。


ものの言い方によって、人の行動を変えるということはありますよね。トイレに「汚さないでください」と貼り紙をしても効果は薄いけれど、「いつもきれいに使ってくださってありがとうございます」と書いてあれば「汚さないようにしよう」と思う。


この場合、貼り紙によって「ここでは誰もがトイレをきれいに使っていますよ」という空気を作っているんですね。この「空気を作る」というのが大事なんです。

管理人:SNSもいろいろあるけどさ、私がお邪魔して遊ばせていただいているこの「ブログ村」って、空気がいいよね。


昔「世界がもし100人の村だったら」という本があったんだけど、

世界がもし100人の村だったら
世界がもし100人の村だったら
マガジンハウス


ブログ村には、住人(書き手)が「みんなで宝塚を楽しく語って、ヅカ界隈を盛り上げよう」という雰囲気があるよね。


人事分析が得意な方、初日から何度も通って、舞台の深化を報告してくれる方、お衣裳やヘアスタイル評論家、ネタ記事枠・・・


住人の1員として言わせてもらうと、たいていのブロガーさん、日々「何書こうかな」とリサーチしていて、ブログ村にランキングしている記事を、読み合いっこしているのよ。で、人様の記事からインスピレーションを得ることもあるのよ。


紅子:パクリでなくて?


管理人:オマージュと呼んでくれないかな。



まあ、ブログ村は小さいコミュニティで、書き手の個性も見えやすい規模だからね。これがTwitterとかになると、参加者の規模が段違いで、書き手、読み手の顔が見えにくいから、炎上しやすいのかも。


誉めそやしとコテンパンの間

管理人:私、このブログ村では、とくに演出家の先生には、結構批判的な、キツイことも言ってるほうなのね。


個人的に、文化がより面白いものになるためには、「批評」はあってしかるべき、と思っていてさ。


なんでもかんでも、「劇団や贔屓を誉めそやす言動しか認めない!批判は認めん!」


さもなくば


相手を完膚なきまでに叩きのめして、「どうだ、まいったか!」


ばっかりでは、息苦しいよねえ。


先ほどの記事からまた引用するけれど、

相手を尊重しながら批判するなんて矛盾するようですが、研究者たちの集まる学会では、それがスマートに行われています。


研究成果の発表の後、質疑応答が行われます。質問者は「この研究発表は水準が低い」と思っても、発表者に「あなたはバカですね」「ゴミみたいな研究ですね」などと言うことはありません。それでは人格攻撃になります。質問者はあくまで、内容の妥当性について論じます。


「私はこの問題については詳しくないので、的外れでしたら申し訳ありません。先ほど『……』とおっしゃった部分は、先行研究との間に矛盾があるのではないかと思いますが、いかがでしょうか」

日々、反省しながら、試行錯誤ですね。


紅子:ところでさ、話変わるけど、私ここにいていいの?


管理人:はっ!


紅子:マツタケ・・・




管理人:「紅子」、美味しいよねー


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感想(23件)

紅子:わたしゃ魚卵かい!

ポー大千秋楽 千葉雄大くんの成長に涙 続編再演あるよね



梅田劇術劇場版「ポーの一族」無事、大千秋楽、おめでとうございます。



ミュージカル・ゴシック『ポーの一族』舞台映像【30秒ver.】



ミュージカル・ゴシック『ポーの一族』<2月28日大千秋楽>日本ライブ配信&映画館/台灣 現場直播/香港及台灣 網上直播


明日海りおさん、終演後の挨拶で、出演者35名、スタッフを含めると100人もの大所帯の全国3か所での長期公演の座長として、


「PCR検査の検体を提出するたびに、明日皆と会えるだろうか、と祈る日々でした」と心情を吐露されていらっしゃいました。


管理人は、もう当たり前のように毎日出勤し、子供は通学し、買い物に行ったり、映画館に行ったりと、コロナ禍以前とあまり変わらない日々を送るようになって、正直緊張感が緩んでいるところもあったのですが、


明日海さんの言葉にハッとしました。本当に、全日程休演せず、休演者も出さずに大千秋楽を迎えることが、全く”当たり前”ではないのですね。


そういえば最近、手指消毒をサボり気味でした。反省して、明日から気を引き締め直して生活します。


千葉雄大くんの成長に涙



この公演は、開幕間もない1月16日の配信を視聴して、その時、千葉君に結構辛口な感想を書いたのですが(💦)、


それから1か月半、千葉君の成長ぶりに目を見張りました。


初日の頃は、この世ならぬポーの一族を演じる元フェアリー達と、元から世俗の人間達との対比が強く印象に残りましたが、


上演を重ねた大千秋楽では、


綺咲愛里さんのメリーベルが、あどけない童女から、少女時代の聖母マリア的な聖性、母性を帯びてきて、


千葉雄大くんのアランも、感受性が鋭敏で、俗世に居場所が無い少年の孤独感を増し、


エドガーが、最初はアランをメリーベルに”新たな血”を与えるための”獲物”として見ていたのが、


アランの孤独と共鳴し、徐々に魂が惹かれ合っていく心理がよりわかりやすくなりました。


いやー、本当に、「ポーの一族」って、子供のころ読んだ漫画版、宝塚版での上演、そして梅田劇術劇場版と、見るたびに新たな発見がありますね。


手塚治虫の傑作にも比類する作品だと思います。


再演・・・ありそうだなあ


ところで・・・挨拶で明日海さんが


「エドガーとアラン、世界のどこかの街角にいるかもしれませんよ」とか


「また、いつかどこかでお会いしましょう。その時まで皆様、お元気で生きていてください」
(うろ覚え)


というニュアンスっぽいことをおっしゃっていたような・・・まあ、原作の物語は現在進行形で続いていて、


エドガーとアラン以外のキャストは、総とっかえしても問題ないわけで。


続編の舞台化とか、再演とか・・・ありそうだなあ。