『記憶にございません!』新人公演感想
管理人:久しぶりの記事更新となります。
紅子:1か月くらい更新がストップしていたね。元気だった?
管理人:お仕事やらプライベートやらでいろいろありましたが、落ち着いてきました。
『記憶にございません!ートップ・シークレット』新人公演を拝見したので、リハビリを兼ねて感想をメモしておきます。
管理人はTVで原作映画『記憶にございません!』を視聴し、続けて星組の本公演版を配信で視聴しました。
するとだんだんとこの作品、というより日本の政治状況について興味をいだくようになり、
某政治家のYouTubeチャンネルをチェックしたり、ずっと権利を放棄していた選挙権を久しぶりに行使したり、東京に旅行した折に国会議事堂を見学したりしておりました。
紅子:推しが政治家!?
管理人:黒田総理役の「御剣海」って、選挙に出たら夜8時過ぎに当確が出るよね。
紅子:研7で貫録あるし、ポスター映えする芸名だよね。投票用紙に書いたらテンション上がりそう。
管理人:映画版や本公演版の『記憶にございません!』は、政治家が天下国家や世界情勢といった「大きなストーリー」ばかりを語るうちに、ないがしろにしてきたかもしれない
地方とか家族とか「小さなストーリー」にきちんと向き合うようになるお話だったと思うのね。
紅子:新人公演版の『記憶にございません!』は、理想に燃える1年生議員の成長物語だよね。
管理人:新人公演という一夜の夢、祭りの勢いが、原作の三谷幸喜由来の政治に対する皮肉味をぐっと後ろに下げて、観客(有権者)に
”日本という国とか、世界とか、「大きな話」をきちんと考えてみるのも大事なことかも”
と思わせるパワーがあったんだよね。
紅子:原作は「大人のほろ苦いおとぎ話」で、新人公演は「ファンタジーの効用」というのかな。真正面からはしにくい政治の話を直球ドストライクで攻めて、説教臭さが無く見られたのよね。
管理人:総理夫人の黒田聡子役の綾音美蘭との同期コンビの信頼感、ラストの「夫婦の関係性の修復」というより「恋愛第二章、開幕!」っぷりも清々しかったわ。