宝塚 ライビュ専科の地方民のブログ

宝塚を「好き」という気持ちを因数分解してみたい、という思いで綴っています

裏ヒロイン西太后縣で朝美が宦官?雪組『蒼穹の昴』

そう‐きゅう 【蒼穹】



〘名〙 あおあおとしている空。あおぞら。おおぞら。蒼天。蒼空。


の、


すばる【昴】



一] おうし座にある散開星団プレアデスの和名。二十八宿の西方第四宿で昴(ぼう)。距離四〇八光年。肉眼で見えるのは六個で、六連星(むつらぼし)ともいう。統(す)べる星の意で、古くから王者の象徴、農耕の星として尊重された。




青空に昴(すばる✨)の星が見えるとは?



とりあえず、原田先生の長い公演解説を解説!



日中合作時代劇「蒼穹の昴」



「汝は必ずや、あまねく天下の財宝を手中に収むるであろう」―― 


中国清朝末期、貧しい糞拾いの少年、李春雲(リイ チュンユン)(春児(チュンル))は、老占い師、白太太(パイタイタイ)にこう予言を受ける。


飢えに苦しみながら、春児はこの予言を希望に上京を決意する。


 同じ村の地主の息子、梁文秀(リアン ウェンシウ)は科挙試験を受けるため北京へ向かう。


身分は違うがおさないころから兄とも慕う文秀を頼り、春児は都へと上った。


 文秀は気の遠くなるような倍率の科挙試験に挑み、春児は自らの生きる道をさがしてある決断を下す。


やがて、混迷する清王朝の中枢に、それぞれの形でかかわるようになる二人を待ち受ける宿命とは。


日本で言えば、東洋に欧米の手が迫る中、明治維新を経て富国強兵を進め、大日本帝国憲法を発布(1889年)したころ。


清王朝は、フランスと戦争して譲歩し、日清戦争に負け、列強にパイを切り分けるように鉄道や鉱山の権利を持って行かれ、国内はガタガタ、借金まみれ。


清朝も明治維新をモットーに、立憲君主制や議会制にして、近代化を目指そうぜ!という「変法運動」の機運が高まっていました。


しかし西太后を中心とする保守派は面白くない。立憲君主って何?追い出されるの?


結局、西太后派による「戊戌(ぼじゅつ)の政変」というクーデターにより、変法運動は挫折。改革派は日本に亡命する、という時代。



地主の息子、梁文秀(リアン ウェンシウ)は改革派の官僚として、


貧しい家の、馬の糞拾い(燃料として売る)の少年、李春雲(リイ チュンユン)(春児(チュンル))は宦官として西太后に仕え、


同じ村で夢を語った2人は対立することになる。


配役的には、「村のヤンキー、まさかの東大合格→ハーバード大学へ留学」的な、田舎のやんちゃでのんだくれ、実は切れ者官僚梁文秀(リアン ウェンシウ)が彩風さんだと思います。


朝月さんは、梁文秀の妻となる玲玲(レイレイ 春児の妹)


宦官(去勢した後宮の役人)の春児がキーパーソンなので、路線がやると思うのですが・・・


宝塚で、路線男役が宦官役をやったことあったっけ・・・


愛新覚羅家版ルドルフ、光緒帝は誰かな?


あと、原作は骨太な政治劇で、ヒロインは西太后と言っても過言ではない・・・


配役予想



梁文秀リアン ウェンシウ:彩風
梁家屯の地主の息子。


李春雲(春児)リイ チュンユン:朝美
貧民の子。


玲玲リンリン:朝月
春児の妹。


西太后慈禧シータイホウ ツーシー:夏美よう
第九代皇帝咸豊帝の側室。
清朝末期に皇帝にかわり政を行う。


光緒帝載湉ツァイテン:和希
西太后の甥。第十一代皇帝。


岡圭之介おか けいのすけ:縣
万朝報の中国特派員。


西太后を朝月さんか、いっそ縣、あんたネタ配役要員でしょ!男役による女性役の試練、そろそろ女役で西太后、どうよ!(年齢設定は下げてもいいよ)