宝塚 ライビュ専科の地方民のブログ

宝塚を「好き」という気持ちを因数分解してみたい、という思いで綴っています

スポーツバーで応援中?『1789』画像UP!


ハリウッドのオールスター映画に、よくありそうな構図ではありません?




主な配役

ロナン・マズリエ 礼 真琴  (初演:龍真咲)

(官憲に父親を銃殺された青年)


オランプ・デュ・ピュジェ  舞空 瞳(初演:早乙女わかば・海乃美月)

(王太子の養育係、ロナンの恋人)


シャルル・アルトワ  瀬央 ゆりあ(初演:美弥るりか)

(ルイ16世の弟)


カミーユ・デムーラン  暁 千星(初演:凪七瑠海)

(革命家でジャーナリスト、ロナンの友人)


マクシミリアン・ロベスピエール  極美 慎(初演:珠城りょう)

(第三身分出身の若い議員)


マリー・アントワネット  有沙 瞳 (初演:愛希れいか)

(フランス王妃)



おお、配役は、マリー・アントワネット: 有沙 瞳 単独 は予想通り。


管理人は、瀬央さんと暁さんで、ロベスピエールとアルトワ(またはデムーラン)を役代わり、


あるいは、マクシミリアン・ロベスピエールを暁 千星、ハンス・アクセル・フォン・フェルゼンを極美 慎と予想していましたが、


こう来ましたか!




革命家たちの配役も気になりますが、このポスター!


「王家の圧政に立ち向かうぜ!くたばれアントワネット!」


というよりは、


「行くぜ!革命!ファイト―!」


スポーツバーで応援しているサポーターみたいな…アントワネットは、ずいぶん遠くのボールの行方を追っているような視線をしていますし。


なんだか、笑顔の方向性が、アメリカンなんですよね。WBCの日本代表でいうとヌートバーの感情表現みたいな。



フレンチ・ミュージカル版は、主人公とヒロインの結末が2パターンあり、日本初演ではヒロイン格をマリー・アントワネットに変更しても可、というくらい、カンパニーごとのアレンジの自由が許されているそうですので、


作曲家気質というよりは、編曲家気質である小池先生の、潤色の腕がなりそうですね。





で、このポスターを見て、ふと思ったんですけれども。


星組の全ツの売り上げが芳しくない件ですがね。


演目が柴田先生の『バレンシアの熱い花』も良いのですけれども。


ポスターのデザインに「地方の観客の方には、こんなレトロなポスターがウケがいいでしょう」という配慮が伺えます。


でも、地方民のリアルな気持ちを申しますと、


地方民だって、宝塚の『今』の演目を見たいと思っているのですよ。


全ツでも、20世紀風のポスターばかりでなくて、今回のような今風のデザインのポスターにするとか、


演目だって、21世紀のフレンチミュージカルとか、宝塚の『今』の息吹の演目で回ってもよいのではないのでしょうか?