50万円あれば、来年の株主総会で発言できる
宝塚歌劇団と阪神タイガースの親会社、阪急阪神ホールディングスの株主総会が16日、大阪市内で行われました。
虎といえばデイリースポーツさんの記事!
株主総会で、角CEOから直々に星組公演休演の真相が語られました。
角CEO「大量に罹患者が出たのが原因です。
初日が開くまでの間、かなり無理をして稽古をして、初日何とか開けたんですが、初日公演が終わったあと、重要な役の生徒が発熱。
喉の痛みは残念ながら舞台をつとめるわけにはいきません。
代役を考えるべきではあるんですけど、その後検査しますと、かなりの人数の罹患者が出ました。
3分の1を越える生徒が罹患した状況。
おっしゃるように、たとえ主役級の生徒が罹患したとしても、2、3人で収まるようなら、今後はせっかく取ったチケットが無駄になり見られないよりは、代役でご覧いただいた方がいいに決まってる。
数人にとどまってできるなら代役公演を積極的にしたい。残念ながら今回は大量で無理でした。申し訳ないことになりました」
初日を「何とか開けた」後に、一晩で3分の1を越える生徒が罹患したとは…
初日までの「かなり無理をした」稽古という表現に、こちらの心もずん、と重くなりました。
伝染性の疾病以外の理由による体調不良に鞭打って、初日の舞台に立っていたジェンヌもいたのでしょう。
この状況では、初日を休演、もしくは初日から代役公演でスタートしたとしても、公演中止の日数が短くなったのかどうかはわかりません。
しかし、劇団の広報の姿勢は見直してほしいです。
肝心なところを伏せたままの報道発表でファンの憶測を呼び、株主総会での株主からの質問にCEOが答える形で、こんな重大な情報が明かされるとは、ちょっと尋常ではないのでは・・・
まあ、毎年、株主総会の内容がスポーツニュースで速報される上場企業って、阪急阪神ホールディングス以外にあるのかどうかは謎ですが。
12番目に質問した男性株主からは異例のお願いがあった。この男性は3つ質問し、最後に6月2日・ロッテ戦(甲子園)が「生ビールワンコインナイター」として予定されていたが、中止となったことで
「これは言ってくれと言われたんですけど、ワンコインをもう一回やってほしい。回答も結構なので。マスコミの方もいると思う。(ワンコインを)9月も最後の方にやってほしい」
と振替を熱く訴えた。
「6月に実施予定だった、生ビール通常750円を500円に割り引くキャンペーンを、9月に振り替えて」
とCEOに直訴できる株主総会・・・
これぞ、株主と企業の本来あるべき姿・・・なのか?
なんだか、私も来年の株主総会に出席したくなりましたわ。
株主総会議決権は、1単元株につき1つ与えられます。
1単元株は通常100株なので、
阪急阪神ホールディングスの株を100株以上保有していれば、株主総会で角CEOに質問できるかも!
ちょっと調べてみました。
阪急阪神ホールディングスの株価(2023年6月16日15時現在)
4,591円
時価総額
1,167,406百万円
発行済株式数
254,281,385株
配当利回り
1.09%
1株配当
50.00
PER(株価収益率)
(連)21.27倍
PBR(純資産倍率)
(連)1.22倍
EPS(1株利益)
(連)215.85
BPS(1株株主資本)
(連)3,764.17
最低購入代金
459,100
単元株数(取引の基準となる株数)
100株
まあ、50万円あれば、阪急阪神ホールディングスの議決権をもつ株主になれて、
株主優待乗車証で、年1回、阪急電車もしくは阪神電車に行きと帰りの2回乗れます(金額制限なし)
50万円近くかけて100株買って、配当が5,000円くらいという、1%ちょっとの配当利回りをどう捉えるか・・・
・・・
紅子:アンタ、本気で来年のデイリースポーツニュースの見出しを賑わせる気・・・?
やりかねないわ、この人。