ロミジュリ制作発表動画(ノーカット)UP!
星組公演「ロミオとジュリエット」制作発表編(パフォーマンス ノーカット)
「いつか」
「僕は怖い」
「エメ」
礼さんの制作発表会での歌唱動画を拝見しまして、
礼さん、歌が上手い!
どうして人は音楽を発明し、言葉に乗せて歌うのか、その表現欲求の根源に触れる瑞々しい感動がある。
生まれて初めて母の子守歌を聴いた時、赤子の自分はこんな柔らかなものに包まれていたのだろうか。
でね。
一番の不満は髪型でもメイクでも衣装でもなく、小池先生の訳詞に言いたい。
歌詞のポエム不足!←いまさらそこかい。
原作とは別物!三島由紀夫と、ラノベくらい違う!
このミュージカルの歌詞にはシェイクスピアが紡いだ、華麗な比喩に彩られつつも、法律の条文のように緊密に論理的に構築されたセリフの魅力、
シェイクスピアの言葉の力だけで、
砂漠に大伽藍がみるみる立ち上がり、
アスファルトの駐車場に華麗な牡丹園が現出し、
無機質なビルディングをバビロンの空中庭園に変える魔法を見るような
ワクワクが無い!
セリフがほとんどなくて歌で紡がれているのに、肝心の歌詞がラノベっぽい、わかりやすいがあんまり深みの無いものになっているわけですよ
(それがシェイクスピアを高尚な古典から解き放って、イマドキの等身大の高校生の青春感を出す演出意図なのでしょうが)。
ジュリエットは原作では ”私はまだ 何も知らない 16の乙女だけれど♪”って言ってなかったぞ。
”僕は怖い”
”憎しみリフレイン”
”エメ”もなあ・・・”愛”という直接的な言葉を使わずに、愛を語るのがポエムというものではないのかい。
誰か、根本的に原作から訳し直して・・・