宝塚 ライビュ専科の地方民のブログ

宝塚を「好き」という気持ちを因数分解してみたい、という思いで綴っています

全ツこそ「シティハンター」のほうがウケるのでは


全ツ『ヴェネチアの紋章』『ル・ポァゾン 愛の媚薬 -Again-』初日おめでとうございます。


本ブログは「地方民視線」もウリの一つなのですが、


本日は「全国ツアーの芝居の演目」について思うこと。


地方民に宝塚をPRするのは大変だ

彩風咲奈、地元凱旋公演!




ただいまチケット好評発売中


公演間近、お急ぎください!



という状況な訳でして。


地元とはいえ平日3日間。


ブラタモリ的に言うと四国は面積は広そうですが、実際はそのほとんどは山脈地帯で、海際に人口がまばらに分散している地形。


松山って四国の西のはじっこで、高松からも、徳島からも、高知からも行きにくい。大阪府民が神戸に行ったり、東京都民が神奈川に行くのとは全く距離感が違うのです。


どう考えても、チケットを売りさばくのは大変だ。望海さんが「誠の群像」で高松で公演した時も、1日のみの昼夜2回公演が売り切れなかったんだから。



しかもコロナ禍。


さらに、演目からしても、普段演劇を見慣れていない地方民に『ヴェネチアの紋章』というお芝居をしますよーっ オスマントルコが、ハプスブルクが・・・


オスマントルコ?ハプスブルク?いまいちピンとこないぞなもし


もしも、全ツで「エリザベート」をやっても、「エリザベート?若さを保つため、乙女の生き血を・・・」←それエリザベート・バートリ。


いっそ、「シティハンター」を先行上演したほうが、地方民にも話題性があったのではなかろうか。


決して柴田先生の名作再演を否定するわけではないのですが、


「地方の方には、イマドキのお芝居より、クラシックな柴田先生のお芝居のほうが分かり易くて向いているのでは」という配慮なのかなあ。


地方でも民放のTVドラマを時差なく見られるわけで、地方民の価値観が昭和のまんまで止まっているわけではないと思うのよね。