宝塚 ライビュ専科の地方民のブログ

宝塚を「好き」という気持ちを因数分解してみたい、という思いで綴っています

違和感仕事しろ(笑)Jポップの「真実の音」をえぐる礼真琴『VERDAD(ヴェルダッド)!!』感想


いやね、私キンプリの新曲大好きですし、BTSも好きですよ。



King & Prince「Namae Oshiete」YouTube Edit


第63回グラミー賞でのBTS映像パフォーマンス

BTS (방탄소년단) 'Dynamite' @ 63rd GRAMMY Awards Show



ただなあ、今のキンプリに「ぜひ、グラミー賞授賞式でパフォーマンスを!」と思っているかというと・・・日本の芸能界の男性アイドルさんも好きなんですけれど、


・・・ぐぬぬ・・・正直、昭和の「少年隊」のほうが、ソング&ダンスのレベルは高かったように思うの(いまだに「少年隊」はネーミング含め、ジャニさんの最高傑作と思ってる管理人)


見てくれBTSの皆さんのこの脚!もう筋肉の質が違うんだよう。


と思っていたら、宝塚、いや、日本芸能界には、礼真琴がいた!


見てくれこの脚、これが日本芸能界の期待礼真琴だ!


1975年阪神3歳S(1位テンポイント)

見てくれこの脚!見てくれこの脚!これが関西の期待テンポイントだ!


2005年菊花賞(1位ディープインパクト)

「世界のホースマンよ見てくれ、これが日本近代競馬の結晶だ!」


日本アイドル界には礼真琴がいるではないか!


礼さんが女性として生まれてくれたおかげで、宝塚歌劇団は礼真琴という男役を得たわけですが、礼さんが男でなかったために、日本男性アイドル界は世界で戦えるスターを失ったね(笑)見てくれあの脚!カモシカの脚とはあんな脚をいうんだよ!



いやー礼さん凄かった。この手のコンサートでジェンヌがポップスやディズニーソングを歌うと、歌うまジェンヌでも宝塚の世界観とポップスの世界観のカラーのトーンが微妙に違って、


「餅は餅屋」と言うか、「芸は道によって賢し」というか、芸達者なジェンヌでもやっぱりその道を突き詰めた専門家にはかなわないのは当たり前だよな、と思う訳ですが、


礼さん、ディズニーの本来女性の歌い手が歌う「ありのままで」だろうが、YOASOBIの「夜に駆ける」を歌おうが、


違和感仕事しろ(笑)


なんでこんなに様々なジャンルの歌を歌って、その歌の本質を、贔屓の歌唱力に頓着しないほど音感の鈍い管理人にすら、パッと伝えてくれるのだ。カバーにありがちな「外枠をなぞる感」が無いのだ。


礼さん本当に歌が好きなんでしょうね。技術が凄いのみならず、オタクが自分の好きなことを語りだすと止まらないように「ねえねえ聞いて、この歌のここが素敵!」と副音声解説を同時に聞いている気になるわ。いろんな曲を歌って、どれ一つ同じ調子で歌い飛ばさず、1曲1曲ものすごく情報量の多い歌なの。



『VERDAD(ヴェルダッド)!!』—真実の音—というタイトルをつけたダイスケ先生、GJ!