遠征して、新大阪で休演を知った!さてどうする?
喜びと、苦しみの全てである宝塚の休演
・・・ごめんなさい。さすがに表現を盛りました。
私の喜びと、苦しみの2割くらいは占めている宝塚の休演。
今度の月組公演「応天の門」でたぶん鳳月さんが演じる在原業平は、
この世の中に全く桜というものがなかったなら、春を過ごす人の心はどんなにのどかであることでしょう、
と詠んだそうです。
もしも私が、宝塚のことを「兵庫県にある、なんか恋愛劇ばっかりやっている女性だけの劇団」以上のことを知らずに生きていれば、
贔屓の人事や、配役や、先行画像や、退団にこんなに心乱されることもなく、
宝塚歌劇団にこんなにお金を使うこともなく、
心穏やかにお昼のうどんを食べていたでしょう。
はあ、今日のお昼、大将が夏バテ気味なのか、やたらしょっぱい、麺が死んでるうどんをすすって気分がさがっているところに、追い打ちで花組休演のニュースを知りました。
あー、不味かった。
遠征して、新大阪で休演を知った!さてどうする?
もしも、私が遠征して、新大阪駅で宝塚の休演を知ったら・・・
まあ、私からしたら大阪は、めったに行かない大都会!
せっかく大都会に来たのだから、阪急デパートでお買い物!香川に無いヨドバシカメラに行ってみよう!
「大都会体験」だけでテンションが上がる地方民なので、たぶん梅田でショッピングして帰るのでしょう。
でも、東京から遠征された方にとったら、大阪の梅田って、関西弁を話している新宿みたいなものでしょうし、大都会というだけでテンションがあがるものでもないでしょうね。
大阪ならでは・・・
「USJ」・・・千葉にはディズニーがある。
「大阪城公園」・・・東京には皇居がある。
「なんばグランド花月」・・・東京の宝塚ファンにオススメは?
「堀江」のおしゃれカフェ・・・東京にはおしゃれカフェいっぱいありそう。
というか東京の方は、大阪でおしゃれカフェに行きたいかな?
昭和レトロな、
地元のオッサン「1,500万、レジに置いとくで!ほな!」
マスター「おおきに!」
地元マダムA「東京から来たん?なんやさっきから言葉が違うもんねえ」
地元マダムB「いやー、東京の人はお顔もシュッとしてはるねえ。これからどこに行くん?」
地元マダムC「いつまでおるん? どこに泊まらはるん?」
地元マダムD「あー、そこ行くんやったら〇〇がええねえ。早めに行かんと並ぶよ。あめちゃんいる?」
な喫茶店のほうが、東京に帰って話のネタになりそう。
個人的に、大阪でぼこっと時間が空いたら足を延ばすのは、「大阪市美術館」
フェルメール初期の傑作《窓辺で手紙を読む女》を修復後、所蔵館以外で世界初公開!!
2分だけ 真実のフェルメール 大阪市立美術館で9月25日(日)まで開催中
JR 天王寺駅【中央口改札】を出てすぐ。
広大な天王寺公園の敷地内にあり、エントランスの芝生広場には親子連れが遊び、飲食コーナーも豊富。
美術館の入り口からは有名な通天閣が見えて「ああ、大阪に来た!」と異国情緒に浸れます。
東京の上野の美術館でもフェルメール展は頻繁に開催されますが、ものすごく混みますでしょ?
関西では、「ルーブル美術館の至宝展」みたいな大規模巡回展でも、基本東京の美術館ほど混雑しておらず、当日ふらりと寄って、並ばずチケットを買って、入場制限もなくゆったり見られることが多いです。
そうだ、京都行こう。
大阪と京都ってとても近いんですよ。新大阪から京都駅まで、新快速で24分。
私の京都お気に入りスポットは、
JR・近鉄・地下鉄「京都駅」から
A1のりば
5系統「岡崎公園 美術館・平安神宮前」下車すぐ
D2のりば
86系統「岡崎公園 美術館・平安神宮前」下車すぐ
元々「京都市美術館」と呼ばれていた美術館。バス停を降りると、平安神宮のとにかく巨大な鳥居にテンションが上がります。
建物の外観が、歌舞伎座のように、鉄筋コンクリートの壁に和風の瓦屋根が乗っているユニークな構造になっています。
お隣は、いかにも今度の月組公演「応天の門」チックな平安神宮。
平安神宮は、奥の日本庭園が穴場。広大で静謐で、「ああ、今京都にいる!」感を存分に味わえます。
この岡崎エリアは元々、1895年(明治28年)4月1日に、平安遷都1100年を記念して京都で開催された内国勧業博覧会を機に整備されました。
明治になってから平安時代を模して造られた、元祖平安テーマパーク!
京都のお寺で好きなのは、
【 アクセス/駐車場 】
■ JR京都駅より … 市バス100・206・208系統10分、バス停「博物館三十三間堂前」下車スグ
千手観音が千体あるんですよ!掛け合わせたら百万手観音ですよ!
もう、宝塚の大階段に並ぶ小羽根を背負ったジェンヌさんたちを見るような大スペクタクルですよ。
でね、その千体の千手観音たちのトップさんなんて、背中から生えている千手が、もう宝塚トップさんの大羽根みたいにむっちゃ綺麗なんですよ!
重要文化財から国宝に格上げ指定された三十三間堂の1001体の千手観音立像。
はがれた金箔の張り直しなど、約45年がかりの修復作業が昨年末に終了したのを機に指定となった。
京都府教委によると、これほどの数の仏像が一度に指定される例はない。千手観音立像は124体が平安時代、876体が鎌倉時代、1体が室町時代に作られ、仏師・運慶作とされる像も含まれる。
この御威光はぜひ、お寺で体感してください。
向かいにある京都国立博物館は、特別展も凄いですが、平常展示も凄い。
日本史の教科書で見たことがある、日本美術史界のトップオブトップのお宝づくしで、一見の価値ありです。
特別展開催時以外は、庭園とカフェのみ公開の時があるのですが、庭園を見渡せるカフェ前田珈琲 京博店もゆったりできておすすめです。