宝塚 ライビュ専科の地方民のブログ

宝塚を「好き」という気持ちを因数分解してみたい、という思いで綴っています

『モンテ・クリスト伯』配役決定



ワイルドホーン作曲の韓国ミュージカルの映像がありました。

<12月31日放送!> 韓国ミュージカル『モンテ・クリスト伯: The Musical Live』 解説版




「岩窟王」のタイトルでも知られる「モンテ・クリスト伯」は、幾度となく映画化、舞台化されたデュマの名作。


19世紀初頭のフランス、ナポレオンがエルバ島に流され、激動のヨーロッパはブルボン家の支配に戻っていたころ。


ナポレオンはこのまま幽閉の身でいるのか、あるいは・・・危うい平穏は、いつ崩れるかもしれない緊張の元にあった。



若き一等航海士エドモン・ダンテス(礼)は、歳は二十歳まえ、背が高くすらっとした、黒くきれいな眼、漆黒の髪の青年。


美しき婚約者メルセデス(舞空)との結婚も決まり、幸せの絶頂にあった。


だが、彼に嫉妬する者たちによって、ナポレオンのスパイでは?と身に覚えのない罪を着せられ、孤島の監獄に投獄される。


獄内でファリア神父(美稀)と知り合ったダンテスは、いろいろな教養や財宝の隠し場所を教えてもらい、


ついに脱獄に成功、モンテ・クリスト島の財宝を手に入れ、モンテ・クリスト伯爵となる。


20歳の青年は、もう30代半ば。


復習するのは、彼を絶望のどん底におとしめ、今や大いに出世した3人。



ダンテスを罠にはめメルセデスと結婚した、恋敵フェルナン(瀬央)


ダンテスをライバル視し、冤罪をでっちあげたダングラール(輝咲)


自分を冤罪で投獄した張本人ヴィルフォール(綺城)




暁さんは、モンテ・クリスト伯爵の家来ベルッチオ役ですね。



原作は復讐だけでなく、ダンテスを罠にはめた男の妻となり、息子アルベール(稀惺)をもうけたメルセデスとの「愛の昼メロ」も含めた、


文庫本で6冊くらいにもなる大長編!


1本立てどころか、1クール13話のTVドラマでも尺が足りなそうなボリュームの話を、全ツメンバーで90分に詰め込むのは大変なこと。


2013年に大劇場で上演した際は、高校の演劇部が「モンテクリスト伯」を演じるという大枠を作って解説役をしていましたが、今回は高校生たちはいませんね。


誰か作中の人物が、狂言回し役となるのでしょうか?


何かとモンテ・クリスト伯爵をサポートする密輸船のキャプテン、ルイジ・ヴァンパ(天華)さん?