胸がチクリ?配信カテコ「円盤が出ますよー」PR
ほんの10年で、時代は変わる。
10年前、関東圏&関西圏の宝塚ファンと、地方の宝塚ファンとでは、「宝塚で今上演されている演目」を楽しむ環境に、圧倒的な格差がありました。
今、香川県民である筆者が宝塚ブログなるものを運営し、ブログ村の宝塚カテゴリーで、都市部のファンの方に交じって賑やかしに参加できるなぞ、10年前には想像もしませんでした。
ライブビューイング及び配信さまさまでございます。
最近、配信を見ていると、
「今日のこの公演は、円盤化されます!皆様、ぜひ!この感動を何度でもおうちでお楽しみください!」
とPRされているのをよく目にします。
ふと気づいたのですが、皆さま、最近、宝塚の公演の円盤を、購入されていますか?
スカステ放送をハードディスクに録画して、それを円盤ディスクに焼いて保管して、それを出してきて、再生しましたか?
一昔前は、ライブビューイングや配信もなく、生の舞台が終われば、スカイステージでの放送は1年後。
私も、昔は「遠征費用を考えたら、円盤を買って何回も見た方が、コスパがいいかな」と思って円盤ソフトを購入したことがあります。
今は・・・宝塚市へのふるさと納税の返礼品でもらうくらいで、円盤を買わなくなったなあ・・・
最近は、ライブビューイングに加えて、配信も定着。
生の舞台を見られない方のみならず、
生の舞台は何度も見たけれど、千秋楽のアドリブや退団挨拶もリアルタイムで見たい!
生観劇⁺シメの配信、おかわり!
もできてしまう。
この配信文化の普及が、配信視聴後
「あー 終わった終ワッタ。おなかイッパイ」
となるか、
「まだ、足りない!円盤も買おう!」
となるか。
劇団にとっては、コロナ禍の中、ライブビューイング&配信の増収はあったでしょうが、円盤の売り上げってどうなっているのでしょう?
宝塚の外部に目をやれば、配信文化の普及は「円盤ソフトを買う」とか「放送を録画し、さらに円盤に記録して保存する」という文化を衰退させているようです。
そもそも、地上波のTV番組も、見のがし配信の普及により、録画すらしなくなった方もいらっしゃるかもしれません。
Panasonicが、録画用BD生産から撤退したことを考えると、円盤文化も、過去のものになりつつあるのでしょうか。
管理人が、宝塚の作品をいちばん繰り返し何度も見たのは、記録媒体がビデオテープの頃でした。
その頃は配信など無く、レンタルビデオ店はあったけれど、宝塚の作品ソフトは無く(都市部にはあったのでしょうか?)
年に何度かの、NHKの衛星放送での宝塚の舞台中継を録画して、繰り返し繰り返し、1作品10回以上は見たものです。
今は、「配信で1回見て、感想をばばばーと書いて、終わり」
管理人はブログを運営しているので、先行画像が出た、配役が出たと、観劇前にはあーだこーだ考えるきっかけがあるのに、
1年に何十回も宝塚の配信が行われる時代になって、肝心の作品そのものとの対話が、雑になってしまったなあ。