宝塚 ライビュ専科の地方民のブログ

宝塚を「好き」という気持ちを因数分解してみたい、という思いで綴っています

シシィ(40歳)が中指立てて「うっせえわ」映画公開



『エリザベート 1878』


8月25日(金)よりTOHOシネマズ シャンテ、Bunkamuraル・シネマ 渋谷宮下ほか全国にて順次公開。




元題は「Corsage」(コルセット)

Corsage - Official Trailer | HD | IFC Films



<あらすじ>

ヨーロッパ宮廷一の美貌と謳われたオーストリア皇妃エリザベート。


1877年のクリスマス・イヴに40歳の誕生日を迎えた彼女は、コルセットをきつく締め、世間のイメージを維持するために奮闘するも、厳格で形式的な公務にますます窮屈さを覚えていく。


人生に対する情熱や知識への渇望、若き日々のような刺激を求めて、イングランドやバイエルンを旅し、かつての恋人や古い友人を訪ねる中、誇張された自身のイメージに反抗し、プライドを取り戻すために思いついたある計画とは。


1877年、シシィ40歳の頃というと、




1867年(29歳)オーストリアとハンガリーの二重王国が成立。エーアン・エリザベート!


1872年(34歳)姑ゾフィが他界する。


1889年(51歳)長男ルドルフが、マリーと心中により死亡。


ハンガリー王妃として戴冠後とルドルフの死の中間の時期、


姑が亡くなってもウイーンに帰らず、ヨーロッパ中を旅していた時期ですね。



世に伝わるシシィの肖像画は、30代くらいまでのものばかり。


パパラッチたちが追いかけまわした、扇で隠された「40歳になったハプスブルクの美神」の素顔を、


ウエストをコルセットで50cmに締め上げるのをやめたシシィのシルエットを、


私たちは見たいのか?


見たくないのか?


見たくない、と思う自分の中にも、ルッキズム(外見至上主義)はある。


予告編を見てもよくわからないのですが、


たぶん、


正しさとは 愚かさとは それが何か 見せつけてやる!

エリザベートの気持ちになって「うっせぇわ / Ado」歌ってみた【ミュージカル女優】


フランツ:「君の美貌が力になる」


40歳になったシシィ:「うっせえわ」



という映画だと予想します。