宝塚 ライビュ専科の地方民のブログ

宝塚を「好き」という気持ちを因数分解してみたい、という思いで綴っています

真風さん、日本に宝塚と男役があってよかったね






Takarazuka Revue "Casino Royale-My Name‘s Bond-" Live Stream Trailer


『カジノ・ロワイヤル ~我が名はボンド』は東京宝塚劇場公演千秋楽の幕がおりました。


寿 つかささん、
真風 涼帆さん、
秋音 光さん、
紫藤 りゅうさん、
澄風 なぎさん、
潤 花さん、
湖風 珀さん、


ご卒業、おめでとうございます。


この公演は、通常のライブビューイング及び国内配信の枠を超え、


動画配信プラットフォーム「Beyond LIVE」を通じて、英語、韓国語、中国語(繁体字)を含む8か国語の字幕に対応して全世界に向けて配信されました!


真風 涼帆さんが演じるジェームズ・ボンド、カッコよかったですよね!


世界中で、2023年6月11日が「宝塚ファン歴初日の記念日」になった方、たくさんいらっしゃいますよね!


「何!このカッコイイ人!ジャパンのTakarazuka Grand Theaterに行ったら、このカッコイイ人の、生の舞台を見られるのね!」


と思った方、いらっしゃいますよね!



日本在住の宝塚ファンでも、


宝塚の舞台で、


真風 涼帆さんの男役姿を見ることは、


もう2度と、かなわないのです(涙)



初恋の日が、失恋の日だわ。


真風 涼帆さんも、宝塚歌劇団も、罪作りだわ。



・・・ふう。




アメリカ、ヨーロッパ、中国、イスラム世界、世界にはたくさんの国があって、それぞれに芸能界や演劇があるのでしょう。


世界に、アマチュア演劇や郷土芸能的なものとしての「異性装演劇」はあるのかもしれませんが、


基本、その国でプロの役者として生きるためには、女性として生まれたら女性の役を演じるのが当たり前なのでしょう。


女性がジェームズ・ボンドを演じることが商業ベースで興行として成り立ち、世界配信できる国って、他にあるのでしょうか?


真風ボンドを見ていたら、日本以外では女性がジェームズ・ボンドを商業ベースで演じることはまず無い、ということが不思議でしょうがありません。



毎公演、誰かの退団を見送っていますけれども、今回はしみじみ


「ああ、この人が表現者としてあるための手段として、「男役」として存在できる場所があって、それを経済的に支えるファンコミュニティがある国に生まれて、よかったねえ」


と思いました。