贔屓を見ている時のヅカオタの顔
管理人:「サカバンバスピス」という古代魚をご存じか。
紅子:知らん。
管理人:古生代のオルドビス紀(約4億6000万年前)に生息していた魚類で、とっくに絶滅しているので、どこの水族館でも会えません。
4億年以上、他の生命体からほぼ忘れられていた「サカバンバスピス」くん。
フィンランドのヘルシンキ自然史博物館で30年ほど前に復元されたものの、別にバズるわけでもなく、展示室の片隅でじーっと潜んでいた「サカバンバスピス」の模型が、
今SNSでバズっているそうです。
まあ、とにかく見てくれ。
「いらすとや」さんも仕事が早い。
紅子:('Д')
ほんとにこんな顔してる。
お口ぽかーん。目も横でなく前についているのね。
管理人:あごがない「無顎類(むがくるい)」なので、お口を閉じられないそうです。
目が前についているのは、おそらく現在の魚類と比べて目は小さく視力も弱かったため、泳ぐのに重要な前方の視野を優先させたと考えられています。
紅子:客席から贔屓に視野を全集中しているヅカオタも、こんな顔しているわよね。
管理人:また、尾びれはありますが、胸びれはありません。今の魚類と比較すれば、泳ぎは下手だったに違いないということです。
紅子:魚なのに泳ぐのが下手・・・歌劇団の団員なのに歌がアレみたいな・・・
管理人:歌が上手いジェンヌのファンになれば、宝塚及びミュージカル界隈でどや顔できて耳も幸せなのに、
なぜか歌がアレなジェンヌに惚れ続けるヅカファンライフを送る自分には、古代魚なのに他人事ではないわ。
紅子:例えがアレだけど、SNSでバズるということは他の推し活界隈でも、トホホなところがあるけれど愛嬌で生き抜いている贔屓にハマったオタクはたくさんいるのかしらね。