〇組人事、小林一三なら、どうする?
小林一三なら、どうする?
宝塚音楽学校の校舎と、宝塚歌劇を象徴する花・スミレを背景に立つ、年配の男性。
誰あろう、小林一三翁だ。
阪急電鉄創始者で、宝塚歌劇の創設者。宝塚音楽学校を作り、初代校長も務めた人物でもある。23年は氏の生誕150年にもあたるため、式典は「小林一三生誕150年と共に祝う」と銘打たれ、なんと氏の「アクリルスタンド」が記念品として作られたらしい。
管理人:小林一三のアクリルスタンド・・・500円くらいなら、正直、欲しい。
紅子:あんた宝塚音楽学校の卒業生でもないのに、何に使うの・・・
1873‐1957(明治6‐昭和32)
都市近郊私鉄経営の先駆者。山梨県に生まれる。1892年慶応義塾を卒業後三井銀行に入社したが,1907年初めに辞職,同年10月,箕面有馬電気軌道(1918年阪神急行電鉄と改称,現阪急電鉄)を創設して専務となり,27年に社長に就任した。
この間,乗客誘致のため沿線で住宅地を分譲し,宝塚には遊園地を開いて宝塚少女歌劇団をおこし,さらに梅田のターミナルビルでデパートを経営するなど,その独創的な経営戦略は私鉄経営の模範とされた。
管理人:ブログを書いているとねえ。
煮詰まった
ネタ切れ
思いつかない
〇〇リたい
紅子:おいおい!
管理人:まあ、宝塚ブログは、公式が出してきたネタ(人事、演目、ジェンヌのパフォーマンスなど)を元に、どう料理するか考えるのが楽しいのですよ。
でも、晩ごはんづくりって、作ることそのものより、メニューを考えることのほうが大変だったりするじゃない。
メニューさえ決まれば、たとえジョージアの家庭料理を作れと言われても、ネットで検索してそれっぽく作ってみよう!とか意欲がわいてくるけど、
ネタ切れが一番困る。
紅子:それと、小林一三のアクリルスタンドと、どのような関係が?
管理人:宙組で上演したミュージカル「プロミセス・プロミセス」の原作映画「アパートの鍵貸します」で有名な映画監督のビリー・ワイルダーは、オフィスに
「ルビッチならどうする?」
というフレーズを掲げていました。
ルビッチはビリー・ワイルダーの先輩にあたる人で、
「行き詰まりを脱するためには、偉大な先人の思考と人生を模倣することが効果的だ。」
ということを常に意識するために、この言葉を掲げていたそうです。
他人の作品そのものをパクってはだめですが、偉大な先人の作品や人生を参照して、思考の履歴をなぞることは、文化の発展のために大事なことだと思います。
紅子:で、あんたはネタに困ったら
「小林一三なら、どうする?」
に立ち返るために、デスクに小林一三のアクリルスタンドを置いておこう、作戦?
管理人:宝塚の人事を考える時にさあ、
「あんな人事やこんな処分をした現理事長なら、こんな人事をしかねない・・・」とか考えるばかりだと、ちょっと煮詰まりそうになるのよ。
本音を言えば、現理事長にこそ、理事長室に小林一三のアクリルスタンドを置いて
「〇組人事、小林一三なら、どうする?」
「小林先生、この台本、面白いと思いますか?」
に立ち返ってほしいですね。