宝塚 ライビュ専科の地方民のブログ

宝塚を「好き」という気持ちを因数分解してみたい、という思いで綴っています

月組大劇場チケットに余裕がある件をどうする



月組 宝塚大劇場公演『フリューゲル -君がくれた翼-』『万華鏡百景色』一般前売が8月5日にスタートしました!


ただいま絶賛発売中です!良い席はお早めに!


・・・


香川県の旅行会社が実施する月組公演観劇バスツアーの案内が、売り出しから2週間以上たっても募集を継続しております。なかなか集客が厳しいのでしょうね。


現在上演中の『鴛鴦歌合戦(おしどりうたがっせん)』『GRAND MIRAGE!』も「シニア割チケット」が売り出されたことを思うと、


宝塚で「日本もの」「第2次大戦以降を舞台にした現代史もの」は


”客の需要が低い”


のでしょうか?


客は宝塚に金を払って、何を求めるのか?


SNSでちょっとリサーチしてみると、



「宝塚では日常を忘れて、非日常に浸りたい!」


「古臭い時代劇のイメージがあるちょんまげものとか、平和授業で視聴した反戦映画みたいな20世紀の悲劇ものは、現実に引き戻される」


「そもそも、評価の定まった海外ミュージカルと、宝塚オリジナルミュージカルが同じ定価っておかしくない?宝塚オリジナルミュージカルって駄作のリスクが高いし、コスパ悪いよね」


・・・そうですね。私も宝塚では、パリで軍服の青年とドレスの令嬢が愛し合う話を、なーんにも考えずに眺めていたいです。


月組公演『フリューゲル -君がくれた翼-』に関しては、「東ドイツ」「ベルリンの壁」というキーワードからして、おしゃれなイメージは・・・しないなあ。


東ドイツのイメージ・・・電力不足で薄暗い町並み、監視社会、車体がボール紙みたいな質感の自動車(トラバント)とか、野暮ったいデザインのお洋服とか・・・




現時点でのプロモーションに不満があるとすると、ポスター画像があまりコミカルでハートウォーミングなお話に見えないことです。


国旗、落書きだらけの壁、鳩など、画面の情報量が多いのに、月城さんの表情から感情が読み取れない。


海乃さんの服装が、西ドイツのポップスターというより、別の職業の女性が軍人と同伴しているように見えてしまい、


風間さんの指名手配写真のピースサインも、客はこれを見てどうとらえてよいのかわからない。



個人的には、今からでもベルリンの壁崩壊当時生まれていなかった世代を対象に、学割キャンペーンを行っても良いのではと思っています。


今若い世代に『SPY×FAMILY』という、東側と西側に別れて対立する世界を舞台にしたコミカルでハートウォーミングなスパイものアニメが流行っています。


『フリューゲル -君がくれた翼-』の


”ベルリンの壁崩壊へと向かう激動のドイツを舞台に描くコミカルでハートウォーミングなミュージカル作品”  


ということをもっと押し出せば、アニメファンにも響くものがあると思うのですが。



『劇場版 SPY×FAMILY CODE: White』 特報映像【12月22日(金)公開】