95期は一度に眺められず柚香・星風退団タカスペ...運動会...
花組トップスター・柚香光が、2024年5月26日の東京宝塚劇場公演 ミュージカル『アルカンシェル』~パリに架かる虹~の千秋楽をもって退団することとなり、2023年8月16日(水)に記者会見を行います。
花組トップ娘役・星風まどかが、2024年5月26日の東京宝塚劇場公演 ミュージカル『アルカンシェル』~パリに架かる虹~の千秋楽をもって退団することとなり、2023年8月16日(水)に記者会見を行います。
星組 東京宝塚劇場公演『1789 -バスティーユの恋人たち-』は、出演者の体調不良により公演実施が困難なため、急遽、8月15日(火)13時30分公演(第2幕)~8月17日(木)までの公演を中止させていただきます。
お客様には、多大なご迷惑をおかけし、心よりお詫び申し上げますとともに、何卒ご了承賜りますようお願い申し上げます。
8月15日、お盆だというのに、近畿・中四国は台風で身動きできず、おうちでそわそわ気象庁と宝塚歌劇団のHPを開いたり閉じたりしていたら・・・
星組さん、第1幕を終えて休憩中に第2幕休演決定!
のニュースだけでびっくりなのに!
花組トップコンビも退団発表!
えっと、お盆にこんなにニュースが重なるのは
「盆と正月が一緒に来たよう」
の
反対
のシチュエーションだよね。
先人はこんな状況をなんと形容したのか調べてみると、
「月雪花は一度に眺められぬ」
宝塚110周年のイベントは、
2024年4月9日:宝塚歌劇110周年式典
2024年6月29日・30日:タカラヅカスペシャル2024
2024年10月16日:宝塚歌劇110周年記念大運動会
もう、来年のタカスペ&大運動会では、「雪月花は一度に眺められぬ」ならぬ、
95期神7の並びは見られないのですね・・・
星風まどか、ロンドより音頭が似合う娘役
柚香&星風コンビの大劇場のお芝居の代表作を考えると・・・巷では「星風はエリザベートを演じて退団」と言われていましたが、個人的には彼女で
「近代的自我の苦悩」
を見たい!とはあんまり思いませんでした。
意外と『鴛鴦歌合戦(おしどりうたがっせん)』がよかったなあ。
劇中、星風さん演じるお春に
”腰の丸みのちょうどいい ♪”
と歌うナンバーがあって、SNSで「セクハラソング?」と言われておりました。まあ現代のコンプラ的にどうか、という意見もわかります。
個人的には、この歌詞で古代中国のポエム『詩経』を思い出したのですが、
桃(もも)の夭夭(ようよう)たる
灼灼(しゃくしゃく)たる其(そ)の華(はな)
之(こ)の子(こ)于(ここ)に帰(とつ)ぐ
其(そ)の室家(しっか)に宜(よろ)しからん
超意訳
みずみずしい桃! 燃えるように華やかに咲く花!
この子がこうして嫁いでゆけば、花組はきっとうまくいく
夭夭(ようよう)とは若々しいことの形容。
灼灼(しゃくしゃく)とは、燃えるような花の様子を表す表現。
桃の花言葉は「私はあなたのとりこ」、桃が古代から女性の安産や子孫繁栄のシンボルとされたことに由来するといわれます。
星風さんには、死の匂いに包まれた世紀末のロンドよりも、
土の匂いのするロマの娘とか、祭りの音頭の、民衆が素朴な思いを素朴なまま、おおらかに寿ぐような雰囲気が似合っていたと思います。