宝塚 ライビュ専科の地方民のブログ

宝塚を「好き」という気持ちを因数分解してみたい、という思いで綴っています

ブログ100記事書けたお礼&宝塚VS四季

ブログを始めたきっかけ

今年1月にブログを始めました。


そもそもは、某先輩ブロガーさんのブログのコメント欄におじゃまして書き散らしていたうちに、だんだんコメントが長文化し(汗)もうこれは自分のブログで書いちゃえ、という軽い気持ちで始めました。


(このヘンテコなタイトルは、そのコメント欄で使っている自己紹介のまんまです。)


その後思いもかけず「ライビュ専科」というブログタイトルが実情にそぐわなくなるという、宝塚の歴史に残る非常事態に出くわすわけですが


(もっと汎用性のあるタイトルにすればよかった💦)


あれだけ毎日、演目発表だ、人事だと騒がしかった宝塚の新規情報が供給されない、という事態になって、奇しくも宝塚という世界でも日本だけにしかない摩訶不思議な存在、これは何なのか、とゆっくり考え直す機会となりました。


コロナ禍をきっかけに

STAY HOMEをきっかけに、様々な舞台系コンテンツが無料でネットに公開されるようになりました。


歌舞伎やオペラ・バレエ、2.5次元、さらには外国のミュージカル配信も言葉の壁をYouTubeの自動翻訳機能により乗り越えて楽しむことができる。凄い時代だなあ。


自分が子供のころ、年に何度かNHKBSで放送される舞台中継をビデオテープに録画して、セリフを覚えるほど繰り返し見ていた頃に比べたら、今の子供は恵まれているなあ・・・


で、いわゆる外部の舞台配信を拝見して思ったことがあります。

宝塚を因数分解

ブログの紹介文を途中で「自分の好きを因数分解してみたい」と変えたのですが、きっかけは外部の舞台配信を見ていて「宝塚」って舞台以外の構成要素がものすごく多いなあ、と気づいたことです。


劇団四季の社長さんは折にふれ


「私たちは舞台そのものだけに集中してきた」
「舞台の上の作品、役者の演技、それだけに集中してください」


と創業者の想いを語っていらっしゃいますが、


宝塚は舞台そのもの+バックステージ、生徒の音高受験から卒業までのストーリー込みで愛されている。

ハイコンテクストの宝塚、歌舞伎、ローコンテクストのディズニー、四季

文化人類学の用語で「ハイコンテクスト」「ローコンテクスト」という概念がありまして。

高文脈(ハイコンテクスト)文化

言葉以外状況や文脈情報を伝達する

重要な情報でも言葉に表現されないことがある

あいまい、日本的

お約束、お察し、忖度💦

宝塚、歌舞伎

低文脈(ローコンテクスト)文化

伝達される情報は言葉の中で全て提示される

はっきり、きっぱり

合理的、論理的、欧米的

ディズニー、ハリウッド映画、ブロードウェイ、四季


言葉舞台上に置き換えると、なるほど宝塚ってすこぶる歌舞伎的、日本的な文化なんだなあ、と気づきました。


この舞台上以外の構成要素の多さが、宝塚の舞台が上演されない中でも、この宝塚カテが毎日賑わっている原動力なんだろうなあ。


地方民ゆえコロナ禍で生の舞台を見れないのは耐性があるのですが、さすがにあのキラキラが恋しいよう。


劇団様・・・無観客ライビュでもいいので、早く情報をおくれよう。