宝塚 ライビュ専科の地方民のブログ

宝塚を「好き」という気持ちを因数分解してみたい、という思いで綴っています

四季・新劇場オープンなのにチケットが売れていなさすぎ問題


あーっ!


息子が週末、絶対「鬼滅の刃」の映画を見て、月曜日に学校で友達に自慢するんだ!ってうるさいから、イオンシネマのチケットを予約しようとしたら、サーバがダウンしたまんまで予約できない!


あ、取れた。  って最前列!映画館で最前列って全く嬉しく無いいいい!!



まあ、映画館にお客が戻ってくる起爆剤になれば、めでたいことよねえ。うどん屋の駐車場にも、最近県外ナンバーが目立ってきたし。


と思っていたら、


10月16日金曜日、NHKニュースで劇団四季のニュースが流れていました。


10月24日、JR西日本四季劇場オープン、こけら落としは「オペラ座の怪人」


劇団四季:オペラ座の怪人:東京公演プロモーションVTR(2020年)


 
劇団四季の女優さんってヅカの「予科顔」みたいな表情で歌うよね。海外の演出家の指示?


劇団四季、10月24日、待望の新劇場オープン、客席数は約1,200席。


こけら落としは「オペラ座の怪人」!


これはヅカ的には、東京宝塚劇場が長期改修休業が明けてリニューアルオープン、こけら落としは「エリザベート」レベルの慶事ね!



NHKニュースでも取り上げられて、これはチケット争奪戦ね!


・・・あれ、10月は完売しているけど、11月公演はほぼ全公演(土日含む)今からでも購入できるよ。


劇団四季、お客が戻らない苦悩

番組中で、劇団四季の吉田社長が、劇団四季のチケット販売状況を赤裸々に語っておられました。


某有名ディズニーミュージカルで、客席半減だというのに、それでもずっと完売なし。5割どころか、最大キャパの3~4割しか埋まっていない・・・それでさらに新劇場オープンかあ・・・


うーむ、NHKニュースに取り上げられて宣伝してもらっても、「よし、チケットを買おう!」ということにはなかなか繋がらないんだなあ。


なぜこうなった・・・


仮説:コロナが悪い


全ての元凶はコロナですが、映画館も東宝も宝塚も状況は一緒だしなあ。


・劇団四季のコアなファンは、「オペラ座の怪人」をもう何度も見たことがあるひとだらけ。


・劇団四季の演目はファミリー向けが多く、平日は修学旅行生や学校演劇鑑賞事業の団体営業に力をいれていたのが、学校関係がごそっとキャンセルになったまま。


・宝塚はコロナで大劇場が休演中、スカイステージやスターメッセージ動画で、毎日なにかしら新規供給があった。四季は版権ものだらけで、配信できない。


宝塚の配信事業がどれくらい儲かっているのかはわかりませんが、少なくとも、8月に大劇場のチケットが払い戻しになった花・星のコアなファンが、


「まあ、宙組の配信でも見るか。贔屓組ではないけれどヅカはヅカだし」と気持ちを繋ぎ止める、さらには普段見ない組を見て興味が広がる、という効果はあったのではないでしょうか。


劇団四季のオペラ座の怪人やライオンキングは、たぶんライビュや配信できない契約なんだろうなあ。

劇団員の想い

休演期間中、劇団員たちは、自分たちは社会にとって不要な存在なのではないか、という思いになっていた方もいらっしゃるそうです。

劇団四季の佐野正幸さん

忘れていた感動を取り戻す。こういう時代だからこそ、固まった心を溶かす役割として、劇場、演劇は大事なんじゃないかなって。

10月24日、JR西日本四季劇場オープン。あー私も都民だったらはせ参じたいわあ。


宝塚ファンの皆様、ヅカ版「ファントム」との見比べも一興かも?ですよ。