劇団四季社長、コロナ禍の宝塚に「同志よ」とエールをくださいました
劇団四季の公演中止は1103回。失われた観客99万人。消滅した売り上げ85億円。
それでも、「演劇にはニューノーマルなものはない」という。演劇の感動の源は、人が同じ場所に集まる同時性と、同じことが二度と繰り返されない一回性にある。その魅力を感染のリスクなしで代替できるものは今のところない。
「リスクのあることをやりながら劇場に人を集めることをしていかないといけない」。
そんな今だから、全国の舞台人に対して同志という思いが芽生える。
「みんな一緒に戦ってると思います。宝塚の人も、小劇場の人も。思ってくれてるんじゃないかな。共にやり続けなければいけないってことを」
ありがとうございます。
感慨深いねえ・・・劇団四季の社長が「同志」と言ってくださったよ。
本当に、家で配信を見るのでは味わえないのは、人が同じところに集まって息をつめて、クライマックスでは役者の呼吸と、客の呼吸が一体となる恍惚なんだよねえ。(鬼滅の見過ぎやな)
宝塚も、「一流の完成度」が求められる時代
『シラノ・ド・ベルジュラックに会いたい』11/13(金)公開!
世界中で最も愛されている舞台劇の一つ、「シラノ・ド・ベルジュラック」。19世紀末、ベルエポック時代のフランスで大成功を収めた大人の純愛物語で、当時パリを沸かせた熱狂は今も全く衰えることなく、アメリカではブロードウェイで幾度も上演され、ハリウッドで映画化もされた。
日本でも、文学座や劇団四季、宝塚など数多くの一流劇団が名舞台を演劇史に刻んでいる。だが、そんな大傑作の初演までの舞台裏は、驚きのトラブル続出だった。この大傑作の愉快で痛快、最後は最高に爽快な誕生秘話の映画化が実現した!
うわあ恐れ多い・・・
昭和のころ、誰とは言いませんが当時「文化人」として名高かった男性が、TVのインタビューで「しょせん少女歌劇でしょ」というニュアンスのことをおっしゃっていて、ぐぬぬ・・・と思っていたのですが、
今は宝塚も、文学座や劇団四季と同じ土俵で、演劇として一流の完成度を求められる劇団となったんだなあ・・・どうりで最近「実力がー」というファンが増えたわけだ・・・
考えたら私も、宝塚への技術面の期待値に甘いところがあると思います。なんだかんだ言って宝塚を「少女歌劇だし」と思って見ていたのかなあ。とっくに「少女」ではない方たちに向かって。
時代は変わる。価値観も変わる。
贔屓、がんば!