宝塚 ライビュ専科の地方民のブログ

宝塚を「好き」という気持ちを因数分解してみたい、という思いで綴っています

劇団四季のショウ『劇団四季 The Bridge』を配信で鑑賞しました


劇団四季のショウ『劇団四季 The Bridge』を配信で鑑賞しました

息子:ママー、おやつまだー?・・・あ、これ、「たからづか」じゃないね


管理人:おお、お前も、人が歌いながら踊っているものがすべて「たからづか」というわけではない、ということをやっと理解した


息子:ママ、目が💛になってないもん



普段、宝塚の舞台を「芸術鑑賞」というより「血走った目」で見ている地方民でございます。


このたび、いつもブログで、宝塚との比較でネタにさせていただいている劇団四季への応援の意味をこめて、


『劇団四季 The Bridge』を配信で鑑賞しました。


1月11日(月・祝)13:30~
1月14日(木)19:00~
1月15日(金)14:00~
も配信あり。


ヅカファンにもおなじみU-NEXTとRakuten TVで、気軽に鑑賞できます。



これは劇団四季が上演してきた海外ミュージカルナンバーのほか、劇団四季オリジナルファミリーミュージカルのナンバーをコンサート形式で歌っていく、宝塚でいうバウ・ソング&ダンスワークショップに、


タカスぺの「○○先生追悼コーナー」的に、亡くなった演出家浅利慶太氏の、劇団創設の思いやメッセージなどを挟みながらの構成でした。


劇団四季とは?

1958(昭和28)年「演劇界に革命を起す」という志のもと、浅利慶太ほか10人の大学生がフランス革命の7月14日に設立した劇団四季。


初期は、フランス現代劇のストレートプレイ等を上演する、文学的で前衛的な存在だったそうですが、


劇団員をチケット売りさばきノルマから解放し、舞台技能の「実力」だけで食べていけるようにするため、海外有名ミュージカルの無期限ロングラン公演を実現した方。


正直に告白しますと、わたくしはお正月の格付け番組で、プロとアマチュアの区別がつかない、審美眼の無い人間なので、


外部の本物の男性のソング&ダンスを鑑賞して、「お勉強」しよう、という気で拝見しておりましたが、


ショー中、


「舞台は、知らないことをお勉強するためのものではない。


もう知っていること、つまり「人生」について、もう一度考えるために、ニンゲンの劇はある」

うーむ。


劇団四季の理念




またその一例が、四季の舞台に貫かれている厳格な実力主義です。テレビや映画などで有名なスターを、その知名度を生かしてキャスティングすることはありません。


舞台俳優にとって重要なのは、知名度よりも観客を感動させる技術と能力です。俳優は作品を輝かせるために存在するのであって、その逆ではありません。


四季は全ての実力ある俳優たちに門戸を開き、公平なオーディションを通してキャストを決定します。日本の四季以外の劇団や興行会社では、これとは逆の「スター主義」 を採るところも少なくありません。


しかし四季が、年間300万人強という一劇団としては日本最大の観客動員を実現しているのは、作品のクオリティを最優先に考える舞台造りに、多くのお客様が共感してくださっているからに違いありません。


スターが駄作をどうにかしていることが多々ある、どっかの劇団のファンにとっては耳が痛いです・・・(いや、別にファンが悪いわけではないよな)



劇団四季と宝塚の理念

組織や企業というものは存在に抽象化できるような目的を持つものです。例えば保険会社は「安心」を売ります。自動車産業や家電メーカーは「便利」を売っているのかもしれません。


ショービジネスは「喜び」を売っています。「喜び」と「感動」を日本全国のお客様にお伝えする、そのためにあらゆる努力を尽くすことが四季のメンバーを貫くモラルなのです。


劇団四季は「喜び」を売っている。その基盤は「厳格な実力主義」なのでしょう。


ソング&ダンスの技術については、本当に素晴らしいと思います。


では宝塚は何を売っているのだろうか・・・やっぱり


「清く、正しく、美しく」


美だろうな。



・・・いえね、劇団四季に出演されている男性の方に、職場の上司そっくりの方がいて・・・


つい「連休明け、例の案件、あの上司と相談しなきゃな・・・」と、宝塚を見るときには絶対思わない雑念がちらついて💦


あと、衣装がなあ・・・




最新ソングブック ぴかぴかすまいる PV


ブロードウェイミュージカルを歌う際の衣装が、全体に


なんかこの衣装「おかあさんといっしょ」テイスト・・・


この総柄ドレス&柄オン柄スーツ、母が地元のカラオケ大会に出た時着てた香港のお土産屋で売ってるツルツルサテン&ド派手刺繍のチャイナドレスみたいやな・・




いや、私は審美眼に乏しいので、これが東京の最先端のセンスかもしれん。