宝塚 ライビュ専科の地方民のブログ

宝塚を「好き」という気持ちを因数分解してみたい、という思いで綴っています

シシィやSAPAも入試に出題?ヅカオタは「世界史B」履修者有利?



宝塚ファンをやっていて大変なのは、


宝塚の演目の大半は、現代日本以外を舞台にしている


ことではないでしょうか。


日本が舞台の大河ドラマでさえ、最近の視聴者からは敬遠され、民放の時代劇は壊滅状態。


それが宝塚なんて、例えば今度は薔薇戦争で、ヘンリー○世だリチャード○世だと似たような名前の登場人物が、どこで何をやっているんだか・・・


しかも最近の先生は植えじいみたいに、下級生が交代で説明セリフを言うような野暮はしなくなりましたね。


スタイリッシュかもしれんが、


わからん。


演出の先生は高学歴の受験エリートぞろいでしょうが、特に若手の先生は、客のわからなさがわかっていないのではないか?お客が全員センターで「世界史B」を履修したわけではないのだぞ。


ところで管理人は「大学入試センター試験」世代なのですが、毎年この時期はセンター試験の分析を読むのが趣味でして。



今年から「大学入試センター試験」は「大学入学共通テスト」に名前が変わったのですが、

今年の「大学入学共通テスト」(旧 大学入試センター試験)の傾向



ヅカファンに関係が深いのは、なんといっても「世界史A」「世界史B」


世界史Bの出題傾向は?


グラフを読み取る問題を含む第2問以外は、すべての大問に資料の文章を読み取る問題が出題された。リード文に資料を引用しているほか、資料文そのものを選択させたり、時代順に並び替える問題も出題された。


 中略


出題内容やレベルは従来のセンター試験を踏襲しており、古代から第二次世界大戦後まで幅広く出題され、やや近現代史が多く、戦後史からの出題もみられた。


ただし、上記したとおり、さまざまな形式の問題が出題されたことで、従来のセンター試験で主流だった4文正誤問題は大幅に減少し、年表問題もなかった。

今年のセンター試験「世界史B」には、
・伝染病と社会の変化について、(ペストネタ)


ジョージ=オーウェルの「1984年」社会が国家によって監視される未来世界で、主人公は自分の記憶と史料の違いから「自分の記憶は改ざんされているのでは?」と疑うが、密告され、「愛情省」で拷問を受けて党を心から愛するように・・・)


SAPAかよ。


さすが京大卒ウエクミ。大学入試の問題作成者の裏(つまり今の歴史学会のトレンド)を読めるのね・・・


私の世代は、4択の「間違い探しの 間違いのほうに~」とか年表問題だらけでしたが、今は丸暗記では対応できない「資料の読み解き、解釈」がポイントなんですね・・・


大人になってからの「世界史B」

せっかく下級生が、わずかな出番のためにも資料を勉強し、先生の説明から設定を膨らませ、舞台に立っている。


わかってあげたい。


でも、日本史の本はたくさんあるけれど、世界史ってどうすれば・・・


個人的なヅカオタ必携本は、高校の世界史履修者ならおなじみ、「資料集」


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今は、アナスタシア一家の例の家族写真も掲載されている…私が受験生のころは無かったぞ。(当時はまだ、ロマノフ一家の遺体が、正式に確認されていなかった)


エリザベートも、


”美貌と抜群のスタイルで知られ、シシィの愛称で親しまれる。厳格なウイーンの宮廷に対して心やすらぐ地としてハンガリーを愛し、その自治権獲得にも陰ながら力を尽くしたという


ですって。入試に「他民族国家オーストリア=ハンガリー帝国というアウスグライヒ(妥協)」がらみで出るかもね。


なんといっても、高校生用なので、


安い!1,000円以下で、オールカラーで、凄まじい情報量!

入試対策用なので、現時点での歴史学会の通説がわかる!

巷にあふれる話題の歴史本(「サピエンス全史」とか)は筆者によるオリジナルの斬新な視点、新解釈が売りですが、


いきなり異説に行く前に、現時点での通説を踏まえたうえで新解釈に臨んだほうが、わかりやすさが段違いだと思います。


なにせ大劇場公演のパンフより安くて、ずっと使えるなんて、


コスパ最強ですよ!


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