あきらアントニウスが負けたのは火山の噴火のせいだった?
花組公演『アウグストゥス-尊厳ある者-』『Cool Beast!!』初日舞台映像(ロング)
ほったらかされていたアウグストゥスの墓、やっと一般公開
アウグストゥスといったら、偉大な初代ローマ皇帝。東洋で言えば、秦の始皇帝クラスの人。
その墓といったら、秦の始皇帝陵とか、いわゆる仁徳天皇陵並みに凄いはず・・・
なのにあんまり知られていないよなあ、と思っていたら、
アウグストゥスのお墓、地元ローマで酷い?扱いを受けていた・・・
円柱状の基礎部分の直径は約90メートル。かつては上部にイトスギの木がずらりと植えられ、最上部にはアウグストゥス帝の銅像が立ち、廟全体の高さは45メートルほどあった。
アウグストゥス帝と妻リウィア(Livia)が埋葬されている中心部の部屋は、当初は表面が大理石とトラバーチン(石灰岩の一種)に覆われており、その周囲には一族を埋葬する墓室も用意されていた。
ローマ帝国が滅亡すると、アウグストゥス廟は墓としての役割を失い、他の古代ローマ遺跡と同じく、用途がさまざまに変化していった。中世には要塞(ようさい)となり、ルネサンス時代には庭園や闘牛場に。1900年代初頭には、この上にコンサートホールが建てられた。
リウィア(Livia)は、アウグストゥスの3番目の妻。
リウィアはもともとティベリウス・クラウディウス・ネロという人と結婚していたのだけれど、アウグストゥスは妊娠中のリウィアに一目ぼれ。
妊娠中に離婚させられ、アウグストゥスと結婚するという・・・
まあ、アウグストゥスの浮気性はその後も相変わらずだったようですが、夫婦仲は良く、リウィアは模範的な妻として夫を献身的に支えたそうです。
クレオパトラが負けたのは火山の噴火のせい?
古代ローマの将軍・政治家ユリウス・カエサル(Julius Caesar)が紀元前44年に暗殺されたことをきっかけに20年近く権力闘争が続き、共和政ローマの崩壊と帝政ローマの興隆につながった。
史料によると、この時期、異常な寒波が続き、飢饉(ききん)も広がっている。その原因は、現在の米アラスカ州の火山噴火が原因だった可能性があるとする新たな研究結果をまとめた論文が22日、米科学アカデミー紀要(PNAS)に掲載された。
記事によると、カエサルが暗殺されたちょうどそのころ、紀元前43年ごろ、地球の裏側のアラスカのオクモク山と、イタリアのエトナ山の噴火が重なったそうで、
噴火後の夏と秋の平均気温は標準を7度も下回り、秋の降雨量は欧州南部では通常の4倍に達していたと考えられる。
合わせてこの時期には、平野を潤すナイル川(Nile River)の氾濫が起きず、その後、病気や飢饉も発生した、と米エール大学(Yale University)の歴史家ジョー・マニング(Joe Manning)氏は付け加えている。
欧州南部は冷夏、大雨、穀物が不作で価格高騰で社会が不安になったところに、カエサル暗殺。
エジプトなんて、ナイルの川辺から数キロでもう砂漠になるほど、限られた穀倉地帯がナイルの氾濫のおかげで肥沃な土がもたらされたのに、氾濫が無いせいで病気に飢饉、反乱が多発。
そうなると、農村が疲弊して、兵を集めるのも、兵に十分な食料と給金を払うのも大変だわな。
マコネル氏は、共和政ローマと古代エジプト王朝プトレマイオス朝の崩壊にはさまざまな要因が絡んでいるが、中でもオクモク山の噴火は重要な役割を果たし、これまで歴史家を悩ませてきた謎を解明するのに役立つはずだと述べている