宝塚 ライビュ専科の地方民のブログ

宝塚を「好き」という気持ちを因数分解してみたい、という思いで綴っています

娘役はいつから「女役」になるのか


むかーし関西ローカルの「探偵!ナイトスクープ」という番組の思い出です。


「女性は何歳から「おねえさん」から「おばさん」になるのか検証企画」


20歳~40歳までの女性がずらーっとならび、


素直な小学生:「おねえさん、おねえさん、おねえさん・・・おば」


紅子お姉さん:「失礼やな!」


という、すっげー失礼な企画。



まあ、現代ではまず放送できない貴重な検証ではあり、境の年齢に個人差はあるけれど💦子供は既婚者とか、経産婦の雰囲気は敏感にわかるんだなあ、とは思った。



「マトリックス」の「トリニティ」も現在53歳とな。


映画『マトリックス』製作20周年 キアヌ・リーブス特別コメント


キアヌ・リーブス、加齢とともに風貌にアジア人のDNAが色濃く出てきたな・・・



「ハリウッドでは、“40歳になったら何もかもが変わる”という話は聞いていました。でも信じていなかったんです。自分の信念と異なる考えをすぐに信じられる性格ではないから。


――でも、40歳になった翌日のことでした。届いた脚本についてマネージャーと話をしていたら、『違いますよ、あなたが受けるのはその役じゃなくておばあちゃん役ですよ』と言われたんです。少し大げさかもしれないけれど、本当に一夜にして変わったんです。(周囲の扱いが)急に少女からおばあちゃんになったんですよ」


中略



ハリウッドでの年齢の扱いについて男女差があることは、過去に<TIME誌>などが報道しており、男性の役者が46歳頃までオファーの数が増え続けていく傾向にあることに対し、女性の役者は30歳以降からオファー数が急激に減ることが伝えられている。

宝塚で研20の娘役…もう管理職で、おばあちゃん役をやっていても不思議は無いな…ハリウッドの世界も宝塚とあまり変わらないのかも。



娘役の時間の流れは速いもの。100期生を新人公演で救済、とか言っていると思ったら、100期生の娘役トップたちは退団したり、専科スライドともう第2のステージに向かっている。


男役と娘役の、時間の流れの相対性理論


たとえば、同期で新人公演で主役とヒロインを務めたコンビがいるとして、


男役さんがトップになって思い出再演をするころに、新人公演でヒロインとして組んだ娘役さんが在団していたとしたら、


男役さんは青年役のままなのに、かつての娘役さんは女役と呼ばれるようになっていて、今度は主人公の母親役になっている、というくらい、娘役の時間の流れは速い。



と思えば、93期彩風咲奈、96期朝月希和コンビが誕生、


月城さんが95期、海乃さんが97期、トップ男役とトップ娘役が2期違い、というのもすごいですよねえ。


娘役さんって、研10ともなると、もう主人公の母とか「女役」が回ってくる学年で、立て続けにベテラントップ娘役就任。


もしもコロナ禍が無くて、新人公演も予定通り開催されていたら、巡ってこなかったかもしれないチャンスをものにした2人。



月組コンビお披露目は山本周五郎ものですね。本公演では、無垢が売りの若い娘役さんでは出せない、フランス映画の女優さんのような「人生経験は女の勲章よ!」な役を見たいなあ。


雪組・・・海坊主を出すなら、🔨期待していいんですね。