宝塚 ライビュ専科の地方民のブログ

宝塚を「好き」という気持ちを因数分解してみたい、という思いで綴っています

贔屓とロマンスしたい!夢をかなえて「今夜、ロマンス劇場で」


思い出は モノクローム 色を付けてくれ♪



2022年宝塚歌劇公演ラインアップにつきまして、【宝塚大劇場/東京宝塚劇場公演】の上演作品が決定しましたのでお知らせいたします。   


月組公演

■主演・・・月城 かなと、海乃 美月


◆宝塚大劇場:2022年1月~2月(予定)<一般前売:未定>

◆東京宝塚劇場:2022年2月~3月(予定)<一般前売:未定>


ミュージカル・キネマ

『今夜、ロマンス劇場で』

原作/映画「今夜、ロマンス劇場で」(c)2018 フジテレビジョン ホリプロ 電通 KDDI

脚本・演出/小柳 奈穂子


2018年に公開され、大ヒットを記録した映画「今夜、ロマンス劇場で」。映画愛に溢れる世界観と映像美、ファンタジックなストーリーで多くの観客の心を捉えた名作を、宝塚歌劇で舞台化致します。


映画監督を目指し助監督として働く健司は、足繁く通っていた映画館・ロマンス劇場で、奇跡的な出会いを果たす。


それは、映写室で見つけ繰り返し観ていた古いモノクロ映画のヒロイン・美雪──健司が密かに憧れ続けていた女性であった。


突然モノクロの世界から飛び出してきた美雪に、戸惑いながらも色に溢れる現実世界を案内する健司。共に過ごすうちに強く惹かれ合っていく二人だったが、美雪はこの世界へ来る為の代償として、ある秘密を抱えていた……。





モノクロ映画のヒロインと現実世界に生きる青年。


出会うはずのなかった2人が出会ったら…それはロマンティックで切ない恋のはじまり。


 映画監督を夢見る青年・健司(坂口健太郎)は、ある日、通い慣れた映画館のロマンス劇場で1人の女性と出会う。


彼女は健司がずっと憧れていた映画のなかのお姫様・美雪(綾瀬はるか)だった!


モノクロの映画の世界からカラフルな現実の世界に飛び出した美雪は、色のついた世界を体験していく。そして次第に惹かれあう2人。しかし、彼女にはある秘密があった……。


“逢いたい”気持ちが奇跡を起こす、ロマンティックで切ないラブストーリーが誕生します。

2018年2月10日(土)、全国ロードショー!


綾瀬はるか  坂口健太郎

監督:武内英樹 脚本:宇山佳佑

制作プロダクション:フィルムメイカーズ

配給:ワーナー・ブラザース映画   



すっごーい。月城さんが坂口健太郎さんの役で、海乃さんが綾瀬はるかさんの役だー!


「ミュージカル・キネマ」というレトロな、1930年代の古き良きミュージカル映画の銀幕のスタアのかほりがする響きがいいねえ。


これ、きっと往年のこの映画のオマージュだと思うの。


もしも、贔屓とデートできたら、という「映画ファンの夢」を映画にした「カイロの紫のバラ」



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大恐慌時代のアメリカ・ニュージャージー。


失業中なのに遊んでばかりで暴力まで振るう夫との生活にうんざりしている妻のセシリアは、レストランのウェイトレスで生活を支えながらも、彼女には映画を見ること、特に好きな映画は何回もくり返して見ることが心の支えとなるほどの楽しみになっていた。


今、彼女は「カイロの紫のバラ」という映画に夢中になっており、5回目の鑑賞だった今日、そのことに気付いた映画の主役トム・バクスターがスクリーンから抜け出し、客席のセシリアに語りかけた。


「また来たんだね」



えっ?


主役のトム・バクスターがいなくなって、スクリーンの中はてんやわんや!


客席はあっけにとられるなか、さえない主婦と「映画の中の人」であるスターの、恋の逃避行の行く末は?



はああ・・・初演エリザベートのビデオテープを擦り切れるほど見ながら、「トート様、私を迎えに来て」と妄想していた少女時代がよみがえるわあ。


少女は皇后にならずにおばちゃん大人の女性となって、映画館で宝塚を見て、


社会人業とか、妻業とか、おかん業とか、メシを喰う為の労働に明け暮れるモノクロームな現実を生きるために、一時の極彩色の夢を見ている。


普段ファンは、客席からスターを称えるのだけど、


「今夜、ロマンス劇場で」も「カイロの紫のバラ」も、スクリーン(舞台)からファンを称える映画なのです。