宝塚 ライビュ専科の地方民のブログ

宝塚を「好き」という気持ちを因数分解してみたい、という思いで綴っています

アウグストゥス柚香の代表作では無いが”はまり役”だと思う


「アウグストゥス 尊厳ある者」の脚本及び演出について、先日から言いたい放題の管理人ですが、


「アウグストゥス 尊厳ある者」は、柚香さんの代表作ではないかもしれないけれど、


「はまり役」だと思います。


外部にはこんな「尊く、おごそかな、気高い」という形容詞がハマる男性がワラワラいるのか?



尊くおごそかなこと、気高く犯しがたいこと。また、そのさま。

「人間の尊厳を守る」


外部のミュージカル界で、歌うまイケメンミュージカル俳優はたくさんいると思いますが、



花組公演『アウグストゥス-尊厳ある者-』『Cool Beast!!』初日舞台映像


なんか内側から白く発光しているぞ。


外部にはこんな「尊く、おごそかな、気高い」という形容詞がハマる男性がワラワラいるのか?


もしいたら、ミュージカル界どころか、日本の芸能界が大騒ぎになると思うぞ。




彼の今度の役ははまり役

His new role is in character./He fits his new role to a T

in characterとは「その人らしく、役にはまって、柄に合った、キャラクターどおりの」という意味だそうです。



オクタヴィアヌスと柚香華の共通点


オクタヴィアヌスは史実でも細身のイケメンで、威風堂々ガタイがいいアントニウスとは正反対、



カリスマ性があるが、相手に「圧」を与えるタイプではなく、「人たらし」というか、元老院の爺さんたちに「偉大な大伯父を亡くして頑張っている若者を応援してやらねば」と思わせて、味方につけてしまう才能があったそうです。


「尊厳ある者」とは、そもそもオクタヴィアヌスに対して元老院から贈られた称号なのですが、


絶対権力者と議会って、本来対立するもの。「尊厳ある者」という称号を相手から引き出すって相当ですよ。



ところで、大劇場での舞台挨拶って、トップの立場という「公式の顔」でしゃべらないといけないものですが、


柚香さんの舞台挨拶を聞いていると、大劇場の挨拶も、トップとしての品格を保ちつつ、それでいてお茶会でのホンネトークを聞いているような、


「ファンの皆さま」というより「ただひとりのあなた」に向けてしゃべっているような親密さがある。


花組の千秋楽での、退団される生徒さん達の、心からの想いが伺えるご挨拶が話題になりましたが、


公式の場で、自身の想いを打ち明ける勇気を引き出したのは、柚香さんの普段の人柄、舞台の上での純な在り方ゆえではないかなあ。