下級生のファンも配信を"贔屓アングル"で楽しめる!
このたび発表されたライブ配信では、7月6日15:30開演回に8Kウルトラズームを、7日15:30開演回にスーパーインポーズをそれぞれ活用した配信が実施される。
どちらもNTTドコモが開発したもので、8Kウルトラズームでは高画質のまま、好きな部分をスワイプ、ピンチイン、ピンチアウトして視聴することができる。
また、スーパーインポーズでは、客席センター最前列に配置された3DのVRカメラと、各所に配された2Dカメラの映像を、自分の好きなタイミングで切り替えながら視聴し、さまざまなアングルを堪能できる。
おおお・・・配信のデメリットである「舞台上で自分の見たいところを見られない」問題に、このような解決法が!
ライバルのOSKさんの360°VR舞台映像をば
↑画面上でぐりぐりすると、舞台での視線を移動できます。
基本、宝塚の舞台は「トップアングル」ですからねえ。贔屓が3番手までくらいなら、カメラが勝手に贔屓を探してくれるのですが、
今は縣くんもだいぶセンター寄りになってきましたが、管理人が初めて縣千くんを意識した『SUPER VOYAGER!』のライビュでは、「また見切れた!カメラさんもうちょっと右寄って!」とやきもきしていたのを思い出しますわあ・・・
まあ、これはまだ動きや群舞の少ないコンサートでの「お試し」で、本格的な展開はしばらく先でしょうね。
プロのカメラマンが映すライビュでも、お芝居で一瞬「壁」とか「床」が映っていたり、ショーでは今どこで誰が何しているんだか?になりがち。
スマホの小さな画面で、縦横無尽に動き回る贔屓を追いかけて楽しめるのかどうか?管理人はどっちにしろ平日ゆえ参加できませんが、モニターの方々の体験談を楽しみにしております。
配信事業継続の方向なんだよね?
「最新の体験型ライブ配信」事業に乗り出すということは、劇団は「配信コンテンツを更に魅力的にして稼ぐ」方向と考えてよいのですね?
ライビュ専科の地方民としては、昨今の宝塚大劇場のチケットの売れ行きを見ていると「配信でいいや、という客が増えたら劇場に客が来なくなるから、配信をやめよう」となるのではないか、とハラハラしていたので、ほっとしております。
劇団四季さんは配信にあまり重きを置いていないようで、
コロナ禍では、多くの演劇、コンサート、ミュージカルが、ライブ配信されるようになった。世界中どこにいても、観たい公演を観られるようになったが、吉田さんは、配信は演劇界の新しい生活様式にはならないと考える。
「配信には、日本中どこにいても舞台をご覧いただけるというよい点もあります。しかし、演劇の充分な代替品にはなり得ない。舞台上の高揚感、緊張、喜び、悲しみは、出演者とお客さまが同じ空間を共にしなければ、お客さまに完全には伝わらないからです。
また、同じ劇場、同じ出演者であっても、今日と明日の『オペラ座の怪人』は、まったく違うものです。この“一期一会”も演劇の魅力の1つ。アーカイブされた配信では感じられません。
いま、多くの人が、未来に希望を持てなくなっている。だからこそ、舞台の上にある、希望に満ちた“虚構”の世界を信じることで、『人生は生きるに値する』というメッセージを、1人でも多くの人に感じていただきたい。それが舞台芸術の使命なのです」(吉田さん)
正論ですけれども。
管理人的に印象的だったのは、宙組4番手男役が主演のバウ公演「夢千鳥」の配信翌日、ブログ村が「夢千鳥」の感想ジャックになったことでした。ブログ村の常連さん達、ほぼ皆さん配信をご覧になっていましたねえ。
普段は、宝塚の公演は短くとも数日~本公演は数週間に及びますから、感想記事をUPする時期がバラつきますし、未見の方のためにネタバレも気にしながら書く必要があります。
実際に舞台を鑑賞するのと、配信&ライビュ専科では見るポイントも違うでしょうし。
「夢千鳥」については、事前に劇場で鑑賞で来た方はほとんどおらず、日本中のファンが同じ日、同じ時間に、見逃し配信なしの1回勝負で同じ映像を鑑賞して、せーので感想をUP(ネタバレも、みんなもう見ているから問題なし)、
という稀有な機会となり、管理人も都市部の方と同じタイミングで祭りに加われて楽しかったです。これも”一期一会”だと思うのですがねえ。
劇団四季:ディズニー最新ミュージカル『アナと雪の女王』:2021年プロモーションVTR
わかっています。「アナと雪の女王」を見たい地方民は、東京に来てね、ということですね。配信は、無いでしょうね。
大阪に来るの、何年後かしら・・・(いまだディズニーランドに行ったことが無い地方民の嘆き)