🦑スルメ作品🦑とはつまり何を言いたいのか・・・
花組公演『巡礼の年~リスト・フェレンツ、魂の彷徨~』『Fashionable Empire』初日舞台映像
スルメ作品ってどんな作品?
唐突ですが、
私は今、「スルメ」🦑を噛み締めながらこの記事を書いております。
最近目にする
「この作品はスルメ作品だ」
私は最近まで、このような批評を見ると、スルメって独特の臭いがあるので、
「赤面するようなクサいセリフとか、歌詞が出てくる作品」
と思っていたのですが、
最初聴いた時にはあまり印象に残らないが、何度か聴くうちに次第に曲の良さや深みを感じられる曲のこと。
「一口目ではあまり味がしない」けれど「噛めば噛むほど味の出る」スルメに例えられこのように呼ばれる。
比較的地味だったり、落ち着いた曲調の曲にスルメ曲が多いとされる。
・・・
えーっと。「スルメ作品」って
”最初見た時にはあまり印象に残らないが、何度か観劇するうちに次第に芝居の良さや深みを感じられる作品”
という意味の、ポジティブな意味合いだったの?
・・・
あのー。
皆様。
あなたが最後に🦑スルメ🦑(「さきいか」でなく、イカを丸ごと板状に干したもの)を食べたのはいつですか。
最近あなたのお口👄の気分が「あースルメ食べたい」になりましたか。
スルメって、積極的に食べたいほどのものですか。
そもそも、スルメ、確かに最初は味がしませんが、10秒くらい噛んでいたら味が出てきます。
でも。
30秒くらい噛んでいたら、もう味しません。
もしも「あなたの記事はスルメ記事ですね」と言われたら
たぶん、それはいい意味ではない気がします。
人生のかかった入試の国語の問題文ではあるまいし、1回読んであまり印象に残らない、よくわからない記事を、何度も読み返しますか?
2度と私のブログを読んでもらえなくなるだけですよ。
宝塚ファンが最初見た時にはあまり印象に残らないが、何度か観劇するうちに良さがわかってくる・・・
それは、贔屓が出ているからでしょう。贔屓とは見れば見るほど、飽きるどころか良さをどんどん発見できるから贔屓なのだ。
世間の人は、配信ドラマを1.5倍速で視聴するほど忙しい。
最初見た時にあまり印象に残らなかった宝塚を、良さがわかる作品に出合えるまで何度も見に・・・
来ないと思う。
宝塚ファンは優しいですよね。贔屓の出ている作品や、贔屓が頑張って演じている役を悪く言いたくないし。
演出の先生、「スルメ作品」はやっぱり褒め言葉ではないと思います。
本当に、「噛めば噛むほど味が出る」スルメがあるとすれば、それはもう数百年味が出続けている、シェイクスピアとか近松門左衛門クラスの作品でしょう。
そもそも、
「ロミオとジュリエット」も「心中・恋の大和路(冥途の飛脚)」も、初見でバン!とくる面白さがあるよね。