宝塚 ライビュ専科の地方民のブログ

宝塚を「好き」という気持ちを因数分解してみたい、という思いで綴っています

もしも宝塚が四季のように「クラウドファンディング」を決断したら

あの劇団四季がクラウドファンディング

あがたーっ、お菓子セット届いたよー!


たまにムラに遠征した時は、すぐにキャトルに直行で、売店のお菓子を買ったことなんて滅多に無かったけど、もうこれは、劇団と神戸のお菓子屋さんへのクラウドファンディングだい! ←クラウドファンディングの意味が違う


万年ダイエット中だから、職場でばら撒き&布教活動しよっと♪


と思っていたら、あの劇団四季がクラウドファンディングを始めるそうです。


劇団四季、クラウドファンディング目標額は1億円


劇団四季社長からのメッセージ

今回のクラウドファンディングによる支援は「劇団活動の維持のため、中止公演の損失補填および今後の活動資金に充てさせていただきます。大変ありがたいことに、既に関係企業・機関の皆様からもご支援を頂き、公的な支援につきましても、最大限活用させていただく所存です。


しかし、今回の事態で私たちが受けた損失は非常に巨額であり、補填できる目処は立っておりません。収益悪化の一途をたどる最悪の状況を想定しながら、劇団内でも様々な施策を行い、劇団一丸となって今のこの危機を乗り越えようとしています。


大きな痛手を抱え、未来の見通しが立たない状況が続いていますが、それでも私たちは、お客様とともに作り出す『演劇』の時間と空間を愛し、守ることを決して諦めません」と決意を示している。

日本演劇界の雄、劇団四季のトップの言葉が重い・・・阪急も東宝もコロナ禍直撃産業だからなあ・・・


ソーシャルディスタンス順守では、幕を開けるたび赤字だと思う

劇場での演劇・コンサートは、チケットが7割~8割売れて経費がトントン、あとはグッズ・円盤・配信等でもうける商売。


が、劇団四季の演目は版権料が高額であろう「ディズニーもの」がメイン。四季版の円盤販売も有料配信も無理・・・でしょう。


(自前のオリジナルミュージカルはファミリー向けがほとんどで、都市部の大劇場で、大人の観客向けに上演できるものはわずか。そもそも座付作家は養成してこなかった)


宝塚で再開する「はいからさんが通る」だって、平常時であればチケット売り上げが18億円あるところ、9億円分しか販売できない。


最初から座席を半分に間引けば、続けるだけ赤字が出るでしょう。


が、ずっと自粛していては、ファンの気持ちはどんどん離れてしまうし、舞台に上がらなくては、劇団員の舞台人としての身体能力や声が失われてしまう。


本当に、両劇団とも、幕を開けるも出血、閉めるも大出血、の覚悟で再開を決意してくれたのでしょう。


劇団四季のクラウドファンディングサイトはこちら。


もし宝塚歌劇団がクラウドファンディングに踏み切ったら

わたしは「あり」だと思います。


世界有数のオペラハウスのMET(メトロポリタン歌劇場)は、「おらが街ニューヨークの、オペラハウスを支えているのは私よ!」という一般市民の心意気(寄付)で運営されています。



METは、民間の個人出資者たちが共同で出資してできた国の後ろ盾をもたないオペラハウスであり、約3億ドルと言われる年間予算のうち、国やニューヨーク市の助成は数パーセントにも満たない。パリ・オペラ座やバイエルン国立歌劇場への公的補助が予算の約60パーセントを占めることを思うと、驚くべき数字だ。


さらにMETがそれだけの運営資金を、チケットの売り上げと商業活動からの収益、民間企業からの寄付、そして、企業からの寄付総額をはるかに超える一般からの寄付で賄っている、と聞けば、ますます驚かずにはいられない。


わたしは、もしも劇団がクラウドファンディングを提案したら、1口くらいは乗っかろうと思います(私は口だけで、ほとんどチケット売り上げに貢献していない負い目がある)


まあ、今の自分にできることは・・・スカステ加入継続以外に何ができるかなあ・・・


もうこれは、


キャトルで「グッズを買う」というより、


「劇団にクラウドファンディングしたら、グッズがもらえた!」


のノリで贔屓のデザイン監修グッズに手を出すべきか・・・


うー迷う・・・あれ、のちのち断捨離し辛いよね・・・