宝塚 ライビュ専科の地方民のブログ

宝塚を「好き」という気持ちを因数分解してみたい、という思いで綴っています

美園さくら「たまさく エピソード」に意地でも「萌え」を考える


私はブログの記事をまず「お題」を決めて、そこから連想漫談するタイプなのですが、


お題「たまさく エピソード」


・・・


うー あー うー


ええい、乗りかけた船だ!

ところで「萌え」って何だ


管理人が宝塚ファンになったころは、まだ世間的に「萌え」という用語が普及していなかったのですが、辞書を調べると



ある人や者に対して抱く、強い愛着心・情熱・欲望などの気持ちをいう俗語。必ずしも恋愛感情を意味するものではない。「萌え袖」


[補説]平成2年(1990)前後から漫画・アニメ愛好者の間で使われ始めたという。そのため、対象も初めは架空の人物が中心であった。意味についての確かな定義はなく、対象に対して抱くさまざまな好意の感情を表す。感動詞的な用法もある。


[補説] 


2013年10月に実施した「あなたの言葉を辞書に載せよう。」キャンペーンでの「萌え」への投稿から選ばれた優秀作品。


◆狂おしいまでの庇護(ひご)欲。


・・・


「恋のから騒ぎ」風に

ー宝塚には3種類の男役がいる。


娘役を庇護したい奴、


男役に庇護されたい奴、


そして一匹オオカミだ ー   byこんちゃん



Kate Bush Wuthering Heights.(嵐が丘)1977年



Kate Bush Wuthering Heights.


Kate Bushさん、ちょっと美園さくらというか鳥居みゆき的・・・と思ったら、イギリス本国では大英帝国勲章を叙勲された超大御所だった。


Wikiによると

ケイト・ブッシュ(Kate Bush、CBE、1958年7月30日 - )は、イングランド出身の女性シンガーソングライター。


同国を代表するアーティストの一人で、「嵐が丘」などの代表曲で知られる。長年の功績を称えられ、2013年に大英帝国勲章を叙勲した。


Q誌が選ぶ「歴史上最も偉大な100人のシンガー」第19位[1]。



イギリスの音楽ファンは懐が深い…昔の日本の女性って、男性に比べて、許容されるキャラの幅が狭くて、


1977年当時の日本人女性歌手がKate Bushさんのようなパフォーマンスをしていたら、「意味不明」とか、せいぜい「芸人のコミックソング」枠にカテゴライズされてオシマイだった可能性がある。


女性に「一匹オオカミ」という言葉は誉め言葉ではないかもしれないけれど


で、美園さくらさんですよ。数学赤点コンプレックスの管理人は、美園さん大好き、というか大尊敬しております。勉学も優秀、芸事も99期首席、何の不足があるのだ。


だのに「天然」「不思議ちゃん」


「今の宝塚ファンは、コンビ「萌え」を求めているんだよ」と言われたら、確かにたまさくコンビに「狂おしいまでの庇護(ひご)欲」は感じなかったなあ。


コンビ萌えとは「娘役を狂おしいまでに庇護したい男役」と「男役に狂おしいまでに庇護されたい娘役」で成り立つもので、


たまさくコンビは「男役に庇護されたい男役」と「一匹オオカミ娘役」コンビだものなあ。



でも、私は無理に媚びない美園さくらが大好きである。


なんでだろう。


そういえば、今日は宝塚記念ですね(唐突)


宝塚ファンと競馬ファン、正反対のようで、意外と「ファン心理」の熱量とベクトルは似ているのかもしれません(むりやり数学風)



1976年の宝塚記念 伝説の実況


”「あなたの…そして私の夢が、走っています!」”



競馬ファンで馬主もやっていた寺山修司の名言

”競馬ファンは馬券を買わない。

財布の底をはたいて「自分」を買っているのである。”


そうか、私は美園さくらに「なりたかった自分」を見ているのか。


1987年、菊花賞。


「さあ先頭は、サクラ! サクラ! サクラスターオーです、サクラスターオーです! サクラスターオー先頭だ! 菊の季節に、桜が満開! 桜が満開になりました、京都競馬場です!」