宝塚 ライビュ専科の地方民のブログ

宝塚を「好き」という気持ちを因数分解してみたい、という思いで綴っています

宙組全ツ主演が、芹香でなく真風の深い意味


まさか「バロンの末裔」再演とは


I wish 愛する人よ どうか 悲しまないで

君の柔らかな笑顔 胸に抱きしめ 行くから


I wish 心をつなぐ人よ 疑わないで

明日に向かえば いつしか 誰も 旅立つのだから


この「バロンの末裔」、うどん県在住の管理人が神戸に旅行して、叔母さんと従妹と一緒にムラで生観劇した思い出の作品です。


名門貴族の兄(ボンクラ)と弟(やり手)をトップさんが1人2役で演じていて、ボンクラ兄のせいで家屋敷が売りに出されそうになっているのを、かつて家を出た弟がどうにかして立て直し、兄の婚約者とイイ感じになるも、上記の歌詞を歌って、・・・という、まあ、そんな話。


「ジャズに名演あって名曲無し」というけれど、正塚先生の作品もジャズのセッションみたいなところがあって、ストーリーの起伏よりも、登場人物の刹那の心理を切り取る、洒脱なセリフのやりとりと間の魅力。


「雉撃ちの場」とか、録画を1.5倍速で見たら、さっぱり面白くない話だろうな。



幕開き、ボンクラ兄は財産をだまし取られて禁治産者となって、今にも死にそうな顔して出てくるのだけど、刺しても死ななそうな真風氏はどう演じるのか。



しかし宙組に関しては、トップ娘役スライド人事やら、ホームズ演目発表時の(仮)はなんだったのか?とか、なーんか意味深なことが続きますね。



あ、管理人の贔屓はもうバレバレだと思いますが、真風氏の学年や任期を考えたら、そろそろかなあ、と覚悟はあります。「アナスタシア」のディミトリという素敵な代表作にも恵まれましたし、ホームズも好評なようですし。


正直、全ツは芹香さん主演で回るかな?と思っていたクチです。このことに深い意味はあるのか?


全ツ会場の主催者の意向



先日、彩風咲奈さんの愛媛凱旋公演に遠征したのですが、愛媛では主催者の南海放送さんがTVCMをばんばん流して「大洲出身!彩風咲奈凱旋公演」をPRし、地元の新聞のコラムにも「愛媛から宝塚トップの夢をかなえた彩風咲奈さん」として取り上げられ、


正直、トップ就任前の「炎のボレロ」の頃に行くよりも、おらが県から宝塚のトップが出たよ!ということで盛り上げやすかったかもしれません。


それでも、正直、2,000人以上入る大ホールで、平日3日間6回公演のチケットを売るのは大変だったようで(地方では劇団四季でも1日1回公演だよ)


実は地方の県民ホールは、東宝や梅芸並みにデカいのだ。


管理人の気になる点は、今回の全ツ会場は、梅芸以外はすべて九州、沖縄に固まっていて、主催者がテレビ熊本とか沖縄テレビ事業部とか、地元の放送局であること。


TVCMを打つなら、「宙組2番手スターが九州に来る!」よりも、「熊本出身トップスター地元凱旋!」のほうがインパクトがあるよね。

公演先に東京も名古屋も飛ばされている問題

プレさよならが全ツの例は、最近では


2008年11月 - 12月、安蘭けい「外伝ベルサイユのばら -ベルナール編-/ネオ・ダンディズムIII」


2011年11月‐12月、霧矢大夢『我が愛は山の彼方に』『Dance Romanesque(ダンス ロマネスク)』


がありました。


ただ、これらの事例では、梅芸や川口総合文化センター、神奈川県民ホールが公演先に含まれていたのですよ。


もしこの全ツがプレさよならなら、せめて関東を公演先に入れてもよいのでは?



真風に大箱コンサートが似合うのか?問題


ひょっとしたら、劇団から「プレさよなら、コンサートと地元を廻る全ツ、どちらがいい?」と聞かれて、全ツを選んだ可能性もありますね。


コンサートでJポップを歌う真風・・・どうですか?


最近の明日海さんや望海さんのコンサートみたいな、サイトー先生演出のあれ。真風に似合います?(礼さんのはすごく楽しみですよ)


正直管理人は、あんまり食指が動かないのですよ。それなら「芝居とショーの2本立て」のほうが男役真風らしくていいわ。



まあ、今の時点では何もわかりません。


別箱はどうなる?


ここでまさかの、宙組発組替え祭りがあるのか?