宝塚 ライビュ専科の地方民のブログ

宝塚を「好き」という気持ちを因数分解してみたい、という思いで綴っています

週刊文春の編集長は何を考えているのか


自分の書いたものが、記事によっては宝塚大劇場の定員よりも大勢の方に読んでいただいております。本当にありがとうございます。



誰もが情報を発信できる、1億総メディアの時代にあって、折に触れ、自分自身を反省します。



「私が書く記事は、世の中に公開して、皆様に読んでいただくのにふさわしいのだろうか」



このブログが参加している「にほんブログ村」には、100万以上のブログが参加されていて、


全体の「注目記事」一覧のトップ100には、ブログ村の「宝塚カテ」の常連さんの記事がたくさんあります。


宝塚は「断捨離」「シンプルライフ」「闘病記」「夫婦・親子の問題」といった、誰にでも関係がある話題ではない。


現役のタカラジェンヌって、ジャニーズのように地上波で毎日顔を見る、誰でも知っている存在でも無い。



とても、ニッチな存在。



宝塚のことを知っていて、さらに「宝塚の人事や舞台の感想について書いたブログを読みたい」と思ってくださる方のみをターゲットにしたニッチな記事が、ブログ村の全体ランキング上位に来るとは。



TVに出る有名人のアレコレについては、所属事務所が発表しない、視聴者(読者)のホントに知りたい(知りたくない?)ことをマスコミが取材してくれますが、



宝塚の人事や公演の内容について、新聞社系やスポーツ紙系の記者が報道してくださる際は、劇団のプレスリリースに沿った方向で記事が出ます。


半分「頼まれて書いている」。


ファンの心理としては、


「うーん、この人事の裏に何があるんだろう?」


「このお芝居、ナニコレ?」


公式発表では教えてくれない、大手マスコミも報道しない「?」についての「なるほど」を「頼まれて書いていない」ブロガーの記事に求めていらっしゃるのかなあ。



で、本題。



宝塚って、天下の週刊文春がネタにするほどの存在なのでしょうか?




週刊文春の編集長、出てきてください!


ギモン1 宝塚についての記事って、一般的需要があるのか?



「週刊文春の発売は木曜日(首都圏など)。しかし前日にはオンラインで記事をバラ売りしています。渡部さんの時は、1本300円で4万本以上売れたので、1200万円になる」


「さらにオンライン上では、ダイジェスト記事を2本出し、これが8000万PV(ページビュー)くらいだったので、仮に3掛け(30%)が広告収入になると想定すれば、2400万円という計算になります」


また、テレビ局に対しては、1番組1回使用ごとに記事5万円、動画10万円の使用料を設定した。


TVで活躍して、誰でも存在を知っている芸能人さんのスキャンダル!だったら、まあ売れるのでしょうが・・・


一般の方で、宝塚の現花組トップが誰か知っている方はどれだけいるのか?


需要あるの?




ギモン2 なぜジェンヌのプライバシーを暴くのか




【新谷】誰もが情報を発信できる1億総メディアの時代にあって、そこまで他人が人のプライバシーを暴く必要があるのかという指摘を受けることもあります。


でも、人は基本的に自分に都合のいい情報しか発信しない。


発信者が権力者だった場合、受け手をミスリードしてしまうことあるわけです。


なので、本人が発信している情報だから全部本当だと、なんでも鵜呑みにしている状況は健全ではありません。


ただ一方で、なぜ、リスクを負ってまで書くのかという覚悟は問われます。



政治家の不正献金問題、入札談合、とかの話題でしたら、マスコミのジャーナリズムとしての役割があるのはわかります。


私たちの税金の使い道をしっかり見張ってください。


もしも劇団が裁判沙汰になるようなスキャンダルをしてしまったのなら、取材されて当然と思います。


でも、ジェンヌのスキャンダルとも言えないことを暴いてどうするの?


ギモン3 なぜ書いたのか

——そういう意味では、芸能人のスキャンダルは、「なぜ書いたのか」という大義名分を掲げにくいと思うのですが。


【新谷】有名人の色恋沙汰は、将来的に、教科書に載るような出来事ではない。


でも、人の営みから、いろんなことを感じたり、いろんなことを学んだりするのも人間です。


雑誌メディアとして、世俗的なこと、大衆的なことを記録するのは意味のあることだと思っています。


ゴシップという娯楽は、瓦版の時代から続いているカルチャーでもありますから。



・・・ま、後世に「この未曽有の時代に、ジェンヌはどう過ごしていたか」「ジェンヌだって、にんげんだもの」を伝えるのは、こんな瓦版記事なのかもしれません。


でも、劇団さん、事実無根なら、きちんと抗議してくださいね。