宝塚も海外展開を本気で考えないとヤバイ 狙いは
ウエストサイドストーリー、アメリカで興行収入惨敗・・・
たとえば、スティーブン・スピルバーグの『ウエスト・サイド・ストーリー』。名作ミュージカルのリメイクであるこの映画は、レビューサイトRottenTomatoes.comによれば93%の批評家が高評価。
クリティックス・チョイス・アワード(CCA/旧・放送映画批評家協会賞)にも作品、監督部門を含む11部門で候補入りした。
それにもかかわらず、現在までの世界興収はわずか3700万ドル。推計1億ドルとされる製作費を回収するのは難しそうだ。
ミュージカル史上に燦然と輝く名作を、巨匠スピルバーグ監督がリメイク!内容も面白かったんだけど、世界興行収入は100億いかず、赤字・・・
日本のローカルなアニメ映画『呪術廻戦』は、2022年2月時点で興収116億円突破したぞ。
『劇場版 呪術廻戦 0』予告|12月24日(金)公開/主題歌:King Gnu 「一途」
まあ、コロナもありますが、『ウエストサイドストーリー』のナンバーも、イマドキのアメリカの若者には「時代遅れ」なのかなあ。
ニューヨーク・シティ・バレエ2013_ウエスト・サイド・ストーリー組曲
『ウエストサイドストーリー』の作曲は、クラシック界の巨匠、レナード・バーンスタイン。
振付は、ニューヨーク・シティ・バレエ団のジェローム・ロビンズ。
ニューヨークの不良の話だけど、舞台上の骨格は、西洋の伝統的な「オペラ」+「バレエ」という古典的な要素で出来ている。
宝塚ファンで「ウエストサイドストーリー」の楽曲を聴いて「曲が古くてつまらん」とまでいう人はレアだと思いますが・・・
21世紀のウエストサイドストーリー? HipHopミュージカル『イン・ザ・ハイツ』
BD/DVD/デジタル【予告編】『イン・ザ・ハイツ』10.6ダウンロード先行販売 / 12.3リリース
20世紀の頃は、洋楽の最新ヒットチャートが、もうちょっと日本で同時代で流行っていたとおもうんだけど、
今のアメリカ音楽の主流は、HipHopばっかり。
「スパイダーマン」主題歌。めっちゃHipHop。
De La Soul - The Magic Number (Spider-Man No Way Home Soundtrack)
日本語吹き替え版オリジナル主題歌。
SixTONES – Rosy [YouTube ver.]
歌詞がさっぱり聞き取れない・・・日本のHipHopも発展途上で、日本語とラップという形式のありかたを模索している最中だ、ということはわかった。
何が言いたいかと言いますと、クラシック界の巨匠、レナード・バーンスタインの曲も、今の時点ではモーツァルトやベートーヴェンクラスの古典となれるかどうかは、微妙なのかもなあ。
北京オリンピック開会式・閉会式を見ていて思ったこと
北京オリンピック開会式・閉会式を見ておりまして。
映画監督チャン・イーモウによる、中華民族の伝統美を最先端技術を駆使して繰り広げる華麗なるページェント。
音楽は、王道のクラシックと、子供たちが歌う「みんなのうた」「よい子の童謡」的な健全さ。音楽自体には「チャイナの今」はあんまり感じない。
なんか、
花組公演『元禄バロックロック』『The Fascination(ザ ファシネイション)!』初日舞台映像(ロング)
これっぽい。
C-POPって知ってる?
そういえばJーPOP, K-POP、チャイナは何ポップ?
C-POP(チャイニーズポップ。中国本土系、台湾系、香港系、マレー半島系などの中華系音楽)ってあるんですね。今日知りました。
で、聞いてみたら、
中国を代表する中国人女性歌手の一人である、王菲 Wang Fei ワンフェイ
アイド・・・ル?・・・純烈?
熊貓堂ProducePandas【The ONE (Japanese Ver.)】Official Music Video
あんまり「中華発、世界を目指す!」と思っていない、悠久の大陸の情緒を感じるメロディ&サウンドですね。(中華圏は人口が膨大なので、中国語域内で稼げちゃうんだろうな)
ああ、もうおばちゃんな管理人には、世界標準に向けて洗練を極めて、「ソウルに住む若者のリアル」の気配を消したK-POPより、こっちのほうがチャイナのフツーの市民のリアルを感じるわ。
宝塚も、日本国内だけでは稼ぎきれないものねえ。
コロナ禍が落ち着いて、また海外展開を目指すなら、台湾、次は香港、配信で大陸から稼ぐ道を探すほうが現実的かも。アメリカは音楽志向がもう違い過ぎる。