ウエクミはオペラ演出 宝塚はヤンキー映画コラボ
「HiGH&LOW」最新作『HiGH&LOW THE WORST X』、9月9日全国公開
行くぞテメエらあ!
【本編映像初解禁】映画『HiGH&LOW THE WORST X』特報【9.9(Fri.)ROADSHOW】
『HiGH&LOW THE WORST X』では、川村壱馬(THE RAMPAGE)演じる花岡楓士雄(はなおか・ふじお)が頭をはる鬼邪高の前に、エンジ色の学ランを着た”血の門”と呼ばれる瀬ノ門(せのもん)工業高校が最強最悪の敵として立ちはだかる。
鬼邪高を潰すため、金をちらつかせSWORD地区の鎌坂(かまさか)高校と江罵羅(えばら)商業高校を傘下に加え、三校連合を結成した瀬ノ門が鬼邪高に急襲をしかけることで、戦いの火蓋が切られる。
さらに、かつて鬼邪高と激突した鳳仙や、前作でもその存在が噂されていた、戸亜留市内で”カラスの学校”と恐れられる鈴蘭(すずらん)男子高校も動き出し、かつてないスケールで贈る、シリーズ史上最大の頂上決戦が、繰り広げられる。
血の門、三校連合、カラスの学校・・・
三校連合の高校生諸君、大学入学共通テストの対策とか、就職のため資格取得とかやっているのだろうか。
この話の前日譚を、宝塚で、主演が真風氏で・・・
宝塚も、若い世代を取り込まねばならないのはわかるんですけどね。
『HiGH&LOW THE WORST X』を見た客と、宝塚版ミュージカルロマンス『HiGH&LOW -THE PREQUEL-』も見てくれる客はどれくらい被るのでしょうね。
たとえ10,000人でも、1,000人でも、新たな出会いがあるといいな。
紅子:で、上田久美子さんは、オペラ演出に挑戦ですって。文楽の手法を生かして、1人2役ならぬ2人1役(歌手は歌に専念、芝居はダンサー)
管理人:うーむ。宝塚を飛び出て、ハイソで高尚なオペラ演出の方向に向かうウエクミ・・・
イタリアのオペラを、日本で演じ、日本に住む観客が見るのなら、この土地ならではやり方はないのかな?そう考えたのが始まりでした。
日本でオペラにあたるものといえば文楽かもしれない。
今回の二作品は、実際にあったスキャンダラスな殺人事件を元ネタにしているとも言われていて、そんなストーリーの作り方も文楽と同じです。
太夫と人形遣いのように、今回のオペラでは、一つの役を、歌手と役者(ダンサー)の二人の共同作業で演じてもらったらどうなるだろう。
こんな時代にこそ、マエストロ、歌手、ダンサー、オーケストラ、コーラス、他にもたくさんの素晴らしいアーティストたち……人々のエネルギーが混じり合い、イタリアと日本が混じり合い、脳味噌フル稼働で観ていただけるオペラができたらと思います。
さあ、生まれるのは、失望か? 希望か?
紅子:「実際にあったスキャンダラスな殺人事件を元ネタにしているオペラ」って、どんなの?
管理人:調べてみよう。
オペラ『道化師』より、不倫されても、俺はプロの役者、仮面をつけて道化を演じるのだ!
な「衣装をつけろ」
オペラ「道化師」より 新国立劇場2014年5月公演
あらすじ
旅芸人の座長が、妻の浮気を嘆きながらも同じ舞台にあがるが、
次第に芝居と現実の区別がつかなくなり、舞台の上で妻を刺殺。
客は「これは迫真の演技だ!」と喝采するが、だんだん・・・
え?マジ?
「カヴァレリア・ルスティカーナ」
舞台はシチリア。タイトルは「田舎仁義」的な意味。
オペラ「カヴァレリア・ルスティカーナ」より 新国立劇場2014年5月公演
あらすじ
彼氏が、夫がいる女と不倫しているのにむかついたので、不倫相手の夫にチクってやったら、
不倫相手の夫:何だテメエ!
彼氏:やるかオラア!
決闘じゃあ!
ちょ、まって、さすがにそれヤバすぎ
バキューン
・・・
それまでのオペラがもっぱら神話や歴史上の事件を題材としていたのに対し、ここでは同時代の日常生活が生々しく描写されている。
これがベリズモ(現実派)・オペラの先駆的作品とよばれるゆえんであり、庶民的な登場人物、叙情と激情を巧みに織り込んだ筋書き、強い印象を与える悲劇的結末によって大衆の喝采(かっさい)を浴びた。
まとめ:オペラってめっちゃ『HiGH&LOW』