宝塚 ライビュ専科の地方民のブログ

宝塚を「好き」という気持ちを因数分解してみたい、という思いで綴っています

美園さくらの思索”宝塚は陸の竜宮城でした”




サンケイ新聞WEB版にて、


”Mind of SAKURA 美園さくらの思索”~夢の世界から、未来へ~


の連載が開始されました。


(会員限定記事ですので、リンクを張ることは控えさせていただきます)


無料で閲覧できる出だしの文章は、


夢の中で生きる


古いお伽話がある。


海深く、龍の都に誘われた1人の青年は、その煌めく異世界の虜になる。


日々の生活から隔絶した眩さに陶酔し、やがて陸に戻った彼を待ち受けていたのは、遥かな時を刻んだ故郷。


失望した青年は禁じられた箱を開け、その肉体は老骨と化してしまう…。



タイトルの”思索”のとおり、



〘名〙 物事の道理をたどり、秩序立てて深く考えを進めること。思惟。


宝塚を退団してからの美園さん自身の想いを、的確な比喩と論理的で明快な文章で秩序立てて綴られていて、とても興味深く拝読いたしました。



宝塚とは、陸の竜宮。


歌舞伎もそうかもしれませんが、俗世と隔絶した場所で、ひたすら舞台に集中し続けるからこそ、表現できる世界がある。


しかしそれは、108年の伝統と言う、巨人の肩の上に乗っているからこそ発揮できた表現かもしれない。



創造が、すべて「巨人の肩の上に乗る」ことによって成されてきた、時間軸を超えた共同作業であること


宝塚という陸の竜宮を出て、巨人の肩の上から降りた時、一人の人間として何ができるか。何を為すべきか。


美園さくらさんの答えは、とても示唆に富むもので、私は今まで何をしてきたのか、考えるきっかけとなりました。


私は最近とみに好奇心が摩耗してきて、新しいものに触れるのがおっくうになっているなあ。


美園さんがこんなに好奇心豊かに生きている。今生きる世界のことをもっと知り、動かすために行動している。


私も、何か新しいことを始めようかなあ。連休中、考えてみよう。