宝塚 ライビュ専科の地方民のブログ

宝塚を「好き」という気持ちを因数分解してみたい、という思いで綴っています

月全ツブラックジャック!くらげちゃん5歳のピノコ?





ミュージカル・ロマン

『ブラック・ジャック 危険な賭け』

─手塚治虫原作「ブラック・ジャック」より─

作・演出/正塚 晴彦


漫画の神様と称される手塚治虫氏の代表作の一つ「ブラック・ジャック」を、オリジナル脚本で描いた『ブラック・ジャック 危険な賭け』。1994年、安寿ミラを中心とした花組によって上演され、大好評を博したこの作品を「ブラック・ジャック」連載開始50周年のメモリアルイヤーのスタートとなる2022年11月、月組全国ツアーにて再演致します。


無免許ながら、神技と称される腕を持つ天才外科医ブラック・ジャックに月城かなとが扮し、人間への深い愛や命の尊さといった手塚作品に込められたメッセージを、ドラマティックに謳いあげます。



11/18(金)~12/7(水)にかけて、


梅芸、千葉(市川市文化会館)、 高知県立県民文化ホール、広島文化学園HBGホール(広島県)、福岡市民会館(福岡県)



を巡る全ツに、1994年、宝塚大劇場にて花組が初演。漫画家、手塚治虫の『ブラック・ジャック』を原作としたミュージカル『ブラック・ジャック 危険な賭け』が上演されます!




ブラック・ジャック 危険な賭け


宝塚歌劇団による舞台演目のひとつ。作:正塚晴彦。1994年、宝塚大劇場にて花組が初演。漫画家、手塚治虫の『ブラック・ジャック』を原作としたミュージカル。同年に開館した「宝塚市立手塚治虫記念館」の落成記念。


管理人:原作マンガ『ブラックジャック』の最後の連載が『週刊少年チャンピオン』に掲載されたのが1983年10月14日号、


原作者手塚治虫さんが亡くなったのが、 1989年〈平成元年〉2月9日だったから、


『ブラック・ジャック 危険な賭け』の初演時は、観客にとって「ブラックジャック」は「ちょっと前のヒット漫画の2.5次元化」みたいな感覚だったのかもね。


もう、原作連載開始から50周年かあ。


紅子:手塚治虫先生の生み出した数多のキャラのうちで、令和の現代で一番認知度が高いのは、無免許の天才外科医、ブラックジャックですって。



管理人:手塚治虫先生は、5歳から成人まで宝塚市で過ごし、大阪帝国大学付属医学専門部卒の医師免許保有者。


昭和の前半、まだ漫画は「ポンチ絵」「害書」などと呼ばれ、親から「漫画を読んだらバカになる」と言われる人もいた時代。


私の父は、マンガを読むなと親に言われて


「手塚治虫先生は、阪大医学部を出たお医者様なんだよ」


と言ったら


「手塚先生のマンガなら読んでいいよ」


と許可が出たんだって。



紅子:「ブラックジャック」は、医師にして超一流漫画家である手塚治虫でなくては書けない、彼だから書けた作品だったんだろうね。



管理人:そりゃあ50年も前の作品だから、現代の医学水準から見ればいろいろ状況が変わったところもあるんだろうけど、


人が生まれて、老いて、病んで、死ぬ宿命は変わっていないものね。



不治の病に侵され、安楽死を求める患者にどう向き合うか、自分なら何を望むか、今の日本でも結論が出ていない普遍的な問題だしね。




ブラック・ジャック<OVA> カルテ4 拒食、ふたりの黒い医者


月城さんのブラックジャックは、陰りを帯びた情熱、皮肉屋で内省的なイメージがぴったり。




紅子:宝塚が誇る女優、海乃美月さんが、満を持して、ブラックジャックちぇんちぇえのオクタン、ピノコたんをやゆの?



Dr.ピノコの森の冒険



(双子の姉の腹の中で18年間生き続けていた畸形嚢腫。B・Jに摘出され人工の身体を得る。以降、B・Jのオクタン(奥さん)として家事をこなし、治療の助手を務める。 手塚治虫公式サイトより)





ブラック・ジャック 危険な賭け-手塚治虫原作より-(’94年花組・宝塚)


原作は、無免許ながら神技に近い手術を誇る外科医ブラック・ジャックを主人公に、命の尊さ、愛の力を謳った手塚治虫の代表作。'94年花組・宝塚大劇場。脚本・演出は正塚晴彦。安寿ミラ、森奈みはる、真矢みき 他。


英国情報部の依頼で某国女王の命を助けたブラック・ジャック(安寿)は、代金受け取りのためにヒースロー空港に到着する。


そこで発作を起こし倒れた男性に応急処置を施す。


その後、情報部を訪れたブラック・ジャックは、昔の恋人恵(森奈)にそっくりなアイリス中尉(森奈・二役)と出会う・・・。


管理人:海乃さんは、大人の女性、アイリス中尉役でしょ。


紅子:日本人女性っぽい名前の恵さんと、イギリス情報部のアイリス中尉がそっくりさんである謎が、このお話のキモなのね。


管理人:ピノコ役は、「今夜、ロマンス劇場で」新人公演でヒロインを演じた花妃舞音さんかなあ。小柄だし、アニメのヒロインっぽい声質だしね。