宝塚 ライビュ専科の地方民のブログ

宝塚を「好き」という気持ちを因数分解してみたい、という思いで綴っています

御園座S席12,500円は本拠地値上げの前触れ?



御園座S席12,500円は本拠地値上げの前触れ?


世の中、値上がり続き。



御園座雪組公演『BONNIE & CLYDE』


座席料金…S席12,500円 A席9,000円 B席7,000円



がファンをざわつかせております。


ううむ、外箱公演も、本拠地のSS席と遜色ない価格設定になってきましたね・・・



ちなみに、御園座の前回宝塚公演『王家に捧ぐ歌」では、


A席 9,000円 B席 7,000円


でしたから、


1階席前方(ですよね?)で宝塚の公演を鑑賞する権利が、1年で3,500円、38%の値上げ。


さてこれは、本拠地のチケット代


宝塚大劇場


SS席 12,500円
S席 8,800円
A席 5,500円
B席 3,500円



東京宝塚劇場公演


SS席 12,500円
S席 9,500円
A席 5,500円
B席 3,500円



のチケット代値上げの予兆なのか?




消費者の立場に立てば、


「よりよい舞台を、安価に提供して欲しい!」



と思うのはあたりまえ。


でも・・・。


相次ぐ休演により、劇団経営に甚大な損害が出ているのは間違いない。


さらには、ジェンヌさんたちの待遇の問題。


コロナ禍以前は、劇団から支給されるお給料プラス、会活動でなんとかしてね、という部分が大きかったのでしょう。


本来は劇団がマネージャーを付けるべきでは?なところを、個人ファンクラブの方たちの支援によってまかない、


一般のファンはその恩恵で、安価に豪華な舞台を楽しめる。


でも、会活動は今も大幅に制限されたまま。会の規模も、男役か娘役か、路線か否かで全く違ってくる。



個人的には、公式のチケット代を値上げして、その分でジェンヌさんのやりがい搾取にならない水準のお給料を保証してほしい、と思っています。




実際問題、ファンは値上げをどこまで許容できるか?


もしも宝塚の本公演のチケットを値上げしたとして、常連さんが


「じゃ、宝塚見るのやめた」


と大量離脱したら大変なこと。


宝塚のチケットの「顧客が離れない値上げ」の閾値はどのへんにあるのか?



同業他社のチケット相場は、



劇団四季『アナと雪の女王』


S1席
一般(バリュー)¥11,500~一般(ピーク)¥13,750



帝国劇場『エリザベート』
S席15,000円 A席10,000円 B席5,000円



秀山祭九月大歌舞伎
二世中村吉右衛門一周忌追善
1階桟敷席17,000円、1等席16,000円~



東京ディズニーリゾート
1デーパスポート


大人
時期により¥7,900 - ¥9,400



USJスタジオ・パス1日券
大人
時期により¥8,400~¥9,800


現在、雪組「蒼穹の昴」の前売りチケットは、土日はほぼ完売しているが、平日はご用意多数、「シニア割チケット」もあり。




うーむ。


考えられるのは、劇団四季やテーマパークが導入している


「平日のチケット代据え置き、土日祝日のSS席チケット代1,500円、S席1,000円値上げ」


のパターンかなあ。


(SS席15,000円でも売れるとは思うのですが、反感もありそう)


シニア割、若年層向けの割引制度は残してほしい。


学生向けの学割も、事前登録とかクレカ決済とかを求めず、


シニア割のように、一般前売りに残席があれば宝塚歌劇インフォメーションセンターに電話で予約、当日チケットカウンターに学割を提示して現金払いもできる、簡易な制度を取り入れてほしいです。