星全ツディレイでも配信しないと国の補助金返還?
※9月17日(土)16:30公演のライブ中継・ライブ配信について
9月16日(金)~9月18日(日)までの公演の中止にともない、9月17日(土)16:30公演で予定しておりましたライブ中継・ライブ配信についても、中止させていただきます。
心待ちにされていたお客様には大変申し訳なく、深くお詫び申し上げます。
心待ちにしていた客:うぁああああああん💦
中止になったチケットを持っていた金沢、富山、相模原のお客様にとっては、
「せめて配信で、どんな公演だったのか見てみたい!」
という希望を繋いでいた方も、大勢いらっしゃったでしょうに。
管理人も、既に公演をご覧になった方の感想を拝見し、ライビュを楽しみにしておりましたのに・・・
ライビュのチケットも払い戻しになってしまいましたし、
せめてディレイを!
と申しますか、
この公演、ディレイでも配信しないと、いろいろ面倒なことになりそう。
本公演のうち、相模女子大学グリーンホールでの公演は、
”統括団体によるアートキャラバン事業(コロナ禍からの文化芸術活動の再興支援事業)
の採択事業です。
統括団体によるアートキャラバン事業(コロナ禍からの文化芸術活動の再興支援事業)とは、
コロナ禍からの文化芸術活動の再興を支援するため、大規模で質の高い我が国の文化芸術水準を向上させるような公演等の実施や配信を支援し、文化芸術の質の向上と文化芸術の重要性や魅力を発信することにより、新型コロナウイルス感染症の感染拡大による萎縮効果を乗り越え、再興に向けて需要喚起や業界全体の活性化を図る(大規模公演型)とともに、活動自粛を余儀なくされた地域の文化芸術関係団体・芸術家を中心として、文化芸術関係者の力を合わせ、舞台芸術・メディア芸術・伝統芸能・生活文化・国際文化交流等の公演や展示・展覧会等を実施する取組を支援することにより、コロナ禍における地域の文化芸術の振興を推進する(地域連携型)ことを目的とする。
管理人:1つの文が長い!
紅子:これがお役所言葉か!
つまり、
国の補助金が投入されている公演なのね。
管理人:ちなみに、星バウ『ベアタ・ベアトリクス』も、花全ツ『フィレンツェに燃える』『Fashionable Empire』も、花バウ『殉情(じゅんじょう)』も、
国の補助対象公演です。
紅子:・・・ははーん。
全ツの演目が発表された時、
「なぜ今頃、モンテ・クリスト伯を再演?番手ぼかし?」
という疑問の声もあったよね?
管理人:国の補助金をいただくなら、
申請書に
「有名な古典文学の舞台化です!」
「著名な画家の伝記ものです!」
「 1976年に作者の柴田先生が芸術選奨 文部大臣新人賞を受賞した作品です!」
と書いておいたほうが、審査が通りやすそうね。
紅子:こういう時は、あんまり尖がった企画書を出すと、補助金を当てにしていたのに、却下されたら困りますし。
管理人:そしてこの事業は、「配信の取組の有無」で、補助金額の上限が違うようね。
(1)大規模公演によるアートキャラバン事業(大規模公演型)
①補助金額
原則、1補助事業当たり上限520,000千円
②要件等
6~13地域で実施し、1地域当たり50,000千円を上限とします。
ただし、配信の取組を行う場合は、1地域当たりの上限はなく、上記①の総額を上限とします。
配信の取組とは、①公演のオンライン配信、かつ、②公演映像のアーカイブ(記録)を収集・配信することでデジタル技術による全国的なアートキャラバンを行うこと、配信を可能にするための権利処理を行うことなどをいいます。
(2)地域の文化芸術関係団体との連携によるアートキャラバン事業(地域連携型)
①補助金額
原則、1補助事業当たり上限755,000千円
②要件等
13地域以上で実施し、1地域当たり50,000千円を上限とします。
全国的地域における文化芸術活動との連携を確保した計画であることが必要です。
管理人:つまり、ディレイでも、舞台の模様を配信しないと、
文化庁の担当:「配信しないなら、補助金のうち、配信費用相当額を返金してください」
という面倒なことになりかねない・・・
紅子:ディレイ配信&円盤発売で、少しでも損失を埋めねばなりませんし・・・
まとめ
9月19日(月・祝)から公演が再開されるなら、事前の舞台リハーサルにカメラを入れて、ディレイ配信の望みはある、と予想します!