宝塚 ライビュ専科の地方民のブログ

宝塚を「好き」という気持ちを因数分解してみたい、という思いで綴っています

宝塚に連れて行ってもハマらない友達の謎





🔮この記事をお読みになっているあなたのことを、ズバリ言い当ててみせましょ🔯


あなたは、もう宝塚にハマっている方でしょう。


ふふっ、当たりでしょう。🔮



紅子:当たり前のことを嬉しそうに。


ま、宝塚って、友達をとにかく


「一度見れば良さがわかるから!」


と連れて行っても、


「楽しかった。連れてきてくれてありがとう。」


から進まない人のほうが多いよね。


管理人:ハマっちゃう人は、一度見てハマっているから、「なんでこの良さがわからないのかなあ?」と不思議だよねえ。


紅子:ミュージカルファンなら、宝塚に連れて行ってもハマる、というものでもないよね。


管理人:ミュージカルファンのほうが「男役さんや娘役さんの歌唱力が、うーん・・・」という厳しめ感想で、ハマらなかったりね。


紅子:そもそもミュージカルや演劇って、ほぼ関東(と関西、名古屋や博多の一部地域)ローカルな芸能で、ファンの母数が絶対的に少ないよね。


あんたは、子供の頃にミュージカルや演劇を見たこともなかったのに、いきなり宝塚にハマったのよね。



管理人:一応TVアニメとか映画とかTVドラマは見ていたけど、それは誰でも見たことはあるしなー。



個人的に、宝塚にハマる人、ハマらない人を分けるのは、


「ミュージカルや演劇が好きか?」


とか


「映画とかTVドラマが好きか?」


よりも、


「祭が好きか?」


じゃね?と思う。



「祝祭」は世界各国で古くから伝わり、日本でも全国各地に存在する。


現代において、これらは盆踊りとして続いていたり、ハロウィンで仮装して騒いだり、クラブでのパーティーや都市型フェスでウェイウェイやるのも、「現代のだんじり」的なノリなんじゃないかな。



ハロウィンは古代のケルトの祭りで、当時の暦は11月1日始まりの10月31日まで。


大みそかの10月31日には、死んだ人の魂が家族の元へ帰り、さらに悪霊や魔女が町をさ迷うとも言われ、死者の霊や悪霊たちが家に入らないよう、かがり火をたいたりしていたのがルーツだそうよ。


祭とは、あの世とこの世、日常と非日常が繋がる、特別な日。


祭があることで「理屈のある日常」と「理屈じゃない非日常」を人は行ったり来たりしている。


紅子:日常っていうのがこの世で、非日常はあの世なのね。



管理人:個人的には、技術は「理屈のある日常」の領域なのよね。


劇団四季とか、井上芳雄さんが出ている舞台を見たことはあるんだけど、「高度な技術が支配する日常」だったのよ。


紅子:で、アンタは宝塚に祭、「理屈じゃない非日常」、つまり舞台鑑賞に「祭りに参加してる感」を求めているわけね。


管理人:宝塚にのめり込めるかどうかは、


ハロウィンで仮装して街に出て楽しむ若者たちのことが


「アリ」



「ないわー」



が分かれ目かもしれないと思った、10月の終わりでした。