”最高傑作は、最新作”『カジノ・ロワイヤル ~我が名はボンド~』
『カジノ・ロワイヤル ~我が名はボンド~』ポスター
真風氏の宝塚における最後のポスタービジュアルで、
”最高傑作は、最新作”
を、また更新。
真風氏のシルエットが、富士山、それも山梨県側から見た富士のようだ。
顔面への光の入り方が、富士山に例えると、
太陽が常に当たり、山肌の質感がマットになる静岡側に対して、光の入り方が複雑で山肌の微妙な陰影のニュアンスを感じるのは、山梨側の気がする。
男役と本物のオトコの間にある、虚と実のあわいの複雑な陰影を物語るライティングだ。
富士山の登山道 今年は7/1オープンへ(2021年5月28日)
フェイスラインと銃を構えた腕のラインが、テトリスのブロックみたいに直線的に構成されている。
銃を握る手の甲の筋の緊張が、命のやり取りをしている最中に、刻々と変化していく情勢を脳内で情報処理している、
彼しか知らないサバイバルの方程式のように、ビシッと決まった構図だ。
完璧じゃないか。
彼の名は、もはや”真風涼帆”という固有名詞を超えて、”男役”という普通名詞だ。
我が名は、男役。