宝塚 ライビュ専科の地方民のブログ

宝塚を「好き」という気持ちを因数分解してみたい、という思いで綴っています

やっと彩風の当たり役!『蒼穹の昴』





『蒼穹の昴』大千秋楽まで無事に駆け抜けることができましたね!


管理人は、大千秋楽を映画館でライブビューイング鑑賞しておりました。


紅子:ところでさ、今さら素朴なギモンなんだけど、『蒼穹の昴』ってどういう意味?




蒼穹

読み方:そうきゅう


青く晴れ渡った大空。蒼天。碧空。「蒼」は青色を意味し、「穹」は天空を意味する。




管理人:青く晴れ渡った大空の昴のことでしょ。



『蒼穹の昴』とは、英語では“The Pleiades in the Blue”



The Pleiadesとはプレアデス星団、昴の星のこと。


in the Blueには”未知の世界に”という意味があるそうです。



最近映画館で、「Dr.コトー診療所」の予告編で、久しぶりに中島みゆきさんの「銀の龍の背に乗って」という歌を聞いたんだけど、




銀の龍の背に乗って



”あの蒼ざめた海の彼方で 今まさに誰かが傷んでいる


まだ飛べない雛たちみたいに 僕はこの非力を嘆いている”



ときて



”わたボコリみたいな翼でも 木の芽みたいな頼りない爪でも


明日 僕は龍の足元へ 崖を昇り 呼ぶよ さあ行こうぜ!


銀の龍の 背に乗って♪



この歌詞の”蒼ざめた海の彼方”の用法に近いんじゃない?



紅子:日本の龍が銀の龍なら、中国の龍は偉大な中華文明の象徴、金の龍って感じね。


もしも改革で、光緒帝がもっとうまく舵取りできていたら、日本みたいに皇帝がいて、議会選挙がある中華人民共和国になっていたかもしれないのか。


管理人:康有為(奏乃)はそうしたかったみたいだけど、


なにせ当時の日本の人口は4,000万人くらい、中国には4億の民がいた。中国の人口も国土も産物も日本の10倍もあり、その巨体ゆえに簡単な道には行けなかった。



紅子:日本10個分だもんね。狭い日本でも諍いだらけなのに。


管理人:『蒼穹の昴』はもうね、ストーリー上どっちが善玉でどっちが悪玉で、裏切ったと思ったら裏切られて、そういう細かいところは、何回見てもよくわからなかったけど、


一王朝の興亡を超えて、4,000年の寿命を誇った中華文明という巨竜の寿命は尽きようとしていて、


巨竜は断末魔にのたうちまわり、


その背に乘る者は、振り回され、叩きつけられ、


それでも龍の足元へ 崖を昇り、


蒼ざめた空の彼方の未知の世界に、昴を目指して


さあ、行こうぜ!


って話だということは伝わったわ。